本当にゴメンナサイ・・・

新型コロナウイルス感染症対策

今回の新型コロナウイルス感染症では互いに尊重し感染対策への理解を深め、互いに思いやる姿勢が大切であることを多くの方が感じたのではないだろうか。人々の未曾有の危機が生じた場合は、多小個人を義性にしても人々が一致した行動が、自分自身を救うことに綱がるのではないだろうか。自分1人くらいなら大丈夫などと考えていると、この危機から逃れられなくなるような気がする。一人一人が感染対策をおこない、正しく恐れ、正しい感染対策を行い、人として正しい行動を行えば、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言の発出をする必要もなく、この感染症で不要に命を落とす方もおらず、経済へも影響も最小限で済み、2週間もあれば新型コロナウイルス騒動も収束するに違いないと、私は考えてる。もっと言えば国民全員が清く正しく行動するなら、法律もいらないのではないだろうか?

勘違いしないでいただきたいが、だからと言って今回新型コロナウイルス に感染してしまった方が悪いと言っているのではない、あくまでも新型コロナウイルス感染症は病気なので、人が生きている間、何かしらの病気にかかるのは当たり前である。

感染症としては、細菌によるエボラ出血熱やペスト、結核、鳥インフルエンザなどなど、最近では虫歯も感染症ではないかと思っている。また真菌による水虫なども感染症といえるだろう。性感染症対策としてあらぬ情事に遭遇した場合には避妊具をつけることは当たり前、感染したくないなら近づかなければ良い。新型コロナもこれらの感染症と同じであり、感染経路として飛沫が最も危険性が高いと言われる新型コロナ対策としては、三密を避け飛沫が飛散する行動を避けることが重要であり、さらに何かの拍子て感染した人を決して責めてはいけない。

東京出張

この新型コロナ渦、国産材普及に向けた会合が開催されることになり、東京へ出張することになった。本来であればお断りしたい気持ちもあったのだが、新型コロナ感染症により大きく様変わりした社会での生き方に大きく影響を与える住宅及び、住宅を構成する木材産業との関わり、またSDG’sと住宅の関係などなど、今後の社会と住宅、素材を考える上で参考になると思い、会合前日まで迷っていたが、やはり出席することにした。

金沢東京のアクセスは航空機とJR新幹線、あるいはのんびりと自家用車という手もある。自家用車が最も感染症対策には有効だとも思うが、事故や披露など、その他の要因が心配なので、今回は最も短時間で到着できるJR北陸新幹線をチョイス。

みどりの窓口

前日、みどりの窓口にどかっと構えている担当者に
「明日の東京行き7時48分発『かがやき504号』帰りは最終でお願いします」
担当者は
「お座席は窓側と通路側どちらにいたしますか」
と、聞いてくるので
「とにかく人が少ないところ、マスクをしているから、分からないでしょうが私高齢者、血圧も高め。とにかく人が少ない場所お願いします」
「階段から遠い車両でもよろしでしょうか」
「とにかく座席の空いているところをお願いします」
と人の話を聞いているのかしらと心配になるやり取りが二言三言があり
「では4号車の一番後ろの席をご用意いたします」
おー!なかなかやるではないか、一番後方の席であれば座席は倒し放題、何より後ろから他人の飛沫が飛んでくる心配もない。ちゃんと私の意図を汲み取ってくれたのね、すまんすまん。

感染対策

持参した感染対策グッズ

コロナ社会のエチケットとしてマスクは必需品、除菌グッズも忘れられない。
今回持参した感染症対策品は下記の通り。
●マスクは全国マスク工業会のマークがついた7枚入り袋を一つ
●手指消毒用の携帯アルコールスプレー1本
●4時間は効果があるという手指・皮膚の洗浄・消毒、薬用ハンドクリーム「マジックハンドクリーム」1本
●アルコール除菌ウエットシート一袋
●新型コロナウイルスに有効か解らないが口腔用消毒スプレーを1本
新型コロナウイルス対策衣服として、素材によりウイルス(SARS-CoV-2)が不活性化する時間が研究報告されている。報告によるとプラスチック系の素材表面では72時間、ステンレス表面48時間、紙類(ティッシュペーパ)3時間。
布地では1時間から2日と報告されているが、これは布地の素材により異なっているのではないかと、私は考えている。

ゼンマイのネクタイ

布地も合成繊維などのプラスチック系は、深津製菓までの時間は長く、綿やウール、麻あるいは紙布など天然由来の繊維であれば短いと考えられるので、衣服の素材も気になる。ジーンズのパンツを履き、ウールのシャツ、ジャケットにお気に入りのゼンマイの毛で作ったネクタイを選び、綿のコートとした。

車 中

7時40分過ぎ金沢駅の11番ホーム、手袋をはめた手に紙コップ入りのホットコーヒーを持ち新幹線に乗り込む。
えっ!
北陸新幹線「かがやき』といえば、いつもほとんど満席。
今日の「かがやき」はほとんどが空席になっている。
「そうかそうか、発射時刻までまだ時間があるからな」
と頷きつつ、コーヒーを一口ドドドッと乗車してくる人もなくドアは静かに閉まった、
そうだよな、2020年11月25日に政府が「勝負の3週間」として国民に外出自粛を要請され1週間、東京も不要な往来や高齢者の旅行は控えてほしいと表明している時期だ。
今回は、ほんと短時間の滞在にするから、不必要な場所には決していかないから、ちょっと関わりのある事務所と会合が開かれる建物2箇所に立ち寄るだけだからと、社会に深く詫びつつポケットの中の感染対策グッズをグッと握りしめ東京へ向かった。

北陸新幹線「かがやき」車内

会 場

会場には、日頃より国産材普及に向け取り組む方々が集まっている。会場には体温チェックとアルコールでの手指消毒を行い入室。会場は三密を避け、出席者の間には紙と透明フィルムて作られたパーテーションが設置され、引き戸の窓は少々開けてある。

今回の会合に出席している建築関係の各社は、新型コロナ渦の現状で私が想像していたより、かなり忙しい様子である。総じて施主の意識がこれまでと変わり、住まいに対し真剣に向き合う方い、住まいに関する価値感も変化しているのではないかと感じる有意義な場であった。

13時30分から開かれた会合は15時過ぎにお開きになり、近しい人と近くの喫茶店で歓談し東京駅へ「みどりの窓口」で最終列車の予約を直近の新幹線に変更してもらい帰省した。滞在時間6時間、新幹線往復乗車時間5時間の出張は、感染の危険性を感じることもなく無事に終了した・・・はず。

住宅設計では「国産材を選びましょう」「合成樹脂の使用は控えよう」と言いつつ、改めて身の回りを見回し、机の中を覗き込むと、ほぼ全ての品がプラスチック製品であることに驚く。
ボールペンにシャープペンシル。マーカー等々、中には〇〇ホテルや〇〇保険、〇〇銀行などと印字されたものも多く混ざり、一生で使えないくらいの本数が目に入る。

スマンスマン・・・ゴメンナサイ

住宅設計では「国産材を選びましょう」「合成樹脂の使用は控えよう」と言いつつ、改めて身の回りを見回し、机の中を覗き込むと、ほぼ全ての品がプラスチック製品であることに驚く。
ボールペンにシャープペンシル。マーカー等々、中には〇〇ホテルや〇〇保険、〇〇銀行などと印字されたものも多く混ざり、一生で使えないくらいの本数が目に入る。

「脱プラだ!」
「断捨離、断プラ捨プラ離ピラだ!!!」
プラスチックで溢れる現代社会では、確かにプラスチックと言うか合成樹脂を必要とする製品もある。特に衛生上の観点から使い捨てを基本とする医療品にはプラスチック製品が欠かせない、しかし合成樹脂でなくとも良い品がとても多くある。合成樹脂製品は、安価であり購入しやすいが基本的に使い捨てである。
「プラスチック製品以外を使おう!」
「プラスチックの筆記用具は決して買わないようにしよう!」

まずは身の回りからプラスチックを極力無くそうと決めた。

筆記用具

「今回だけは本当にゴメンナサイ」
と筆記用具に詫び、一気に捨て机の引き出しに残した筆記用具は、アルミ製のシャープペンシル、木製の鉛筆、金属製の万年筆とボールペン、ドロップ式芯ホルダー、ロットリング(製図用万年筆)。
ロットリングやドロップ式芯ホルダーには、プラスチックが使われているが決して使い捨てることはしない。

品物を選ぶ時には、なるべくプラスチック製品を買わないようにしてきたが、アメーバーのように暮らしの中に侵入してきた身の回りには、まだまだプラスチック製品が目に付く、この悪しき生活環境から脱出するため、今後は決してプラスチック製品を買うことなく、上質で長く使えるものを選ぶぞ!と、静かに心に誓った。

新型コロナウイルス 感染率(100万対)


人口(千人):総務省公表平成30年推計値
感染者数(人):累計数使用
10日以降(新型コロナウイルス 感染速報https://covid-2019.live)
9日まで(NHK発表数及び各自治体速報値・基本的に前日発表値を参考)
感染率:100万対
新規数:新規感染者数(人)
新規比:新規感染者人口比
入院:入院患者数推計(感染者数ー退院・死亡者数)
退院:退院者数(厚生労働省公表数)人
死亡:死亡者数(厚生労働省公表数)人
病床数:各都道府県保有集中治療室病床数(厚生労働省公表数)
病床率:入院患者数推計/病床数×100
重症化:感染者の内重症化する率:20%
重症病床率:重症患者/集中治療室病床数 × 100


2020年4月20日午前11時現在

感染者人口比率では、4月14日から1週間経た本日でも東京が最も高く、次いで石川、福井、大阪と続く。重症患者数推計と集中治療室病床率では、東京が40%近くに迫り福井、石川、千葉、埼玉、富山、岐阜、山梨が2割を超える。

各地で感染拡大が懸念される中、さらには院内感染も発生し、医療関係者には暗い影が静かに忍び寄る昨今、大阪市の感染予防防具が不足していると公にする姿は、素晴らしいと感心した。

今、私たちにできることは、感染しないよう最新の注意を払い、暮らすこと。そして多くの国民は、医療従事者の応援ができればそれに越したことはない、と思っているのではないだろうか。

拍手を送るのも結構、超有名シンガーがライブ配信するのも喜ばしい、しかし何人の医療従事者が見たり聞いたりできるのであろうか。申し開けないが、災害直後に届いた救援物資の箱を開いたら、大量の応援メーセージが入っていたようなものでは?

大阪府市ばかりではなく、各自治体の医療従事者に不足している防護用品はないのだろうか、もし、不足しているなら大阪府市を見習い公表すべきだと思う。

私も含め、都道府県民の多くが医療従事者の無事と健闘を願い、力を合わせ力になろうと、行動するに違いない。

(人口比:100万対)

都道府県人口感染者人口比入院病床数重症化重症病床率
全国126,44310,64384.17 9,34012,0921,86815.45 
東京13,8223,082222.98 3,0041567601 38.34 
石川1,143178155.73 16915934 21.26 
福井774112144.70 1007120 28.17 
大阪8,8131,211137.41 9811171196 16.75 
千葉6,255682109.03 608586122 20.75 
福岡5,107518101.43 44285088 10.40 
京都2,59125196.87 19523939 16.32 
高知7066896.32 4911710 8.38 
兵庫5,48451393.54 43167186 12.85 
埼玉7,33066490.59 623614125 20.29 
富山1,0509590.48 938919 20.90 
神奈川9,17778285.21 698823140 16.96 
北海道5,28642981.16 24249548 9.78 
沖縄1,44811579.42 10825722 8.40 
岐阜1,99713969.60 12111824 20.51 
群馬1,95212262.50 11316823 13.45 
山梨8174959.98 403622.22 
山形1,0906155.96 517310 13.97 
愛知7,53740553.73 31539363 16.03 
滋賀1,4127150.28 608212 14.63 
茨城2,87713948.31 12023724 10.13 
和歌山9354548.13 25628.06 
大分1,1445447.20 36799.11 
広島2,81713246.86 12119424 12.47 
奈良1,3396145.56 4810810 8.89 
宮城2,3168335.84 7516915 8.88 
愛媛1,3524533.28 371136.55 
福島1,8646233.26 5915712 7.52 
香川9622627.03 251443.47 
長野2,0635225.21 4827710 3.47 
新潟2,2465624.93 275410.00 
栃木1,9464623.64 381206.33 
島根6801623.53 16457.11 
熊本1,7574022.77 331683.93 
山口1,3703021.90 251134.42 
佐賀8191720.76 16664.85 
三重1,7913519.54 231213.80 
青森1,2632217.42 16744.32 
秋田9811616.31 11822.68 
宮崎1,0811715.73 131062.45 
静岡3,6595214.21 442184.04 
長崎1,3411712.68 151651.82 
岡山1,8981910.01 162801.14 
鳥取56035.36 3760.79 
鹿児島1,61484.96 71810.77 
徳島73634.08 0440.00 
岩手1,24100.00 0600.00 

2020年4月14日午前11時現在

ラジオやテレビから、まれに「コロナ対策疲れ」という言葉が聞こえてくるようになった。現在国内には命の危険にさらされながら、大きなストレスの中、懸命に仕事をされている方がいる。一つの命を助けるため、己の命と引き換えになるやも知れぬ感染症と戦っている人々がいる。昼夜問わず工場で働く方がいる。

その気になれば、自分の命を保証される多くの私たちが、呑気に「コロナ疲れ」などと発言しても良いのであろうか?

今日、入院している感染者と集中治療室病床数の割合が50%を超えた。入院患者が全て重症化しないことを祈っているが、集中治療室は他の疾患で入院している患者も使用しなければあんらないことを考えると、全国平均でもかなり危機的状況が近づきつつあるのではないだろうか。

命を守るため個々の行動を見直し、コロナウイルスと闘う覚悟をしなければならない。

都道府県人口感染者人口比入院退院死亡病床数病床率
全国126,4437,54059.636,6587801021209255.06
東京13,8222,158156.132,08257191567132.87
福井77492118.86846271118.31
石川1,143121105.861165015972.96
大阪8,81383594.757021276117159.95
高知7066084.994614011739.32
京都2,59120579.1216933323970.71
千葉6,25548677.7044339458675.60
福岡5,10737373.043667085043.06
兵庫5,48438470.02312591367146.50
神奈川9,17756061.0250944782361.85
岐阜1,99711959.591135111895.76
埼玉7,33043058.6639926561464.98
北海道5,28626950.891001581149520.20
沖縄1,4487249.72693025726.85
富山1,0504946.6749008955.06
群馬1,9529046.11853216850.60
愛知7,53733544.45250632239363.61
山梨8173644.0634203694.44
和歌山9353941.71211716233.87
茨城2,87711038.23989323741.35
大分1,1444337.59331007941.77
山形1,0903935.7839007353.42
奈良1,3394432.86368010833.33
滋賀1,4124028.3337308245.12
愛媛1,3523727.37314211327.43
宮城2,3165423.32522016930.77
広島2,8176523.07623019431.96
福島1,8643820.39353015722.29
新潟2,2464218.7182405433.33
栃木1,9463618.5315012025.83
山口1,3702417.52213011318.58
長野2,0633617.45333027711.91
青森1,2632217.4219307425.68
香川9621616.63151014410.42
熊本1,7572815.94234116813.69
佐賀8191315.8712106618.18
宮崎1,0811715.73143010613.21
秋田9811515.2910508212.2
島根6801014.7110004522.22
静岡3,6594612.57433021819.72
長崎1,3411410.4412201657.27
三重1,791179.498901216.61
岡山1,898157.914102805
鹿児島1,61442.484001812.21
鳥取56011.79100761.32
徳島73631.36030440
岩手1,24100000600

2020年4月13日午前11時現在

石川県が感染者人口比率で再度3番目となる。東京都、福井県は依然として感染者比率が高く、集中治療室病床数は感染者比率100を超えていることに比べ、石川県は約68%となっている。入院中感染者と集中治療室病床数で現在70%を超える都道府県は、東京都の127.12%に続き、福井県118.31、山梨県91.67、岐阜県89.83、千葉県72.53が非常に危機感を感じる数字となっている。

都道府県人口感染者人口比入院退院死亡病床数病床率
全国126,4436,86354.286,0227459612,09249.80
東京13,8221,902137.611,82657191,567116.53
福井77488113.70806271112.68
石川1,14310490.99995015962.26
大阪8,81376686.9263912161,17154.57
高知7065476.494012211734.19
千葉6,25542367.6338437258665.53
福岡5,10733966.383327085039.06
兵庫5,48435865.28287591267142.77
京都2,59115258.6612229123951.05
神奈川9,17751355.9046344682356.26
岐阜1,99710653.081005111884.75
埼玉7,33037551.1634525561456.19
北海道5,28625247.67931481149518.79
愛知7,53734746.04262632239366.67
和歌山9353840.64221516235.48
群馬1,9527940.47735116843.45
山梨8173340.3931203686.11
沖縄1,4485638.67533025720.62
大分1,1444236.71321007940.51
茨城2,87710335.80937323739.24
山形1,0903834.8638007352.05
奈良1,3393929.13318010828.70
富山1,0503028.5730008933.71
滋賀1,4123826.9135308242.68
愛媛1,3523022.19254111322.12
広島2,8175619.88533019427.32
福島1,8643719.85343015721.66
宮城2,3164519.43441016926.04
新潟2,2464218.70182405433.33
栃木1,9463517.99305012025.00
青森1,2632217.4219307425.68
佐賀8191315.8712106618.18
宮崎1,0811715.73143010613.21
秋田9811515.2910508212.20
熊本1,7572514.23204116811.90
山口1,3701913.87163011314.16
長野2,0632813.5725302779.03
静岡3,6593910.66363021816.51
長崎1,3411410.4412201657.27
島根680710.297004515.56
三重1,791179.4912501219.92
岡山1,898157.9014102805.00
香川96244.164001442.78
徳島73634.08210444.55
鹿児島1,61442.484001812.21
鳥取56011.79100761.32
岩手1,24100.00000600.00

2020年4月12日午前11時現在

京都府が感染率で3番目となり、さらに集中治療室病床率は90%を超える。今後、病床率で注視が必要な自治体は、京都府以外で80%を超えている東京都、福井県、岐阜県、山梨県。

現在、感染率が低い自治体が、全国同様の感染対策を行っているようでは、感染拡大を防ぐことはできない様子が見えてきた。

本当に市民の命を守る覚悟があるなら、現在、プライバシー保護の目的で感染者が来店した飲食店の住所店名を公表しマッピングすべし。店名を公表しないため、デマや噂が広まり感染者が来店していない店舗が被害を受けている事実もある。

各自治体は、早急に店名と住所の公表を行い、経常利益は保証し運転資金は無条件で融資する。さらに店舗は行政が責任を持って消毒し、消毒済みのお墨付きを与えるべきである。

都道府県人口感染者人口比入院退院死亡病床数病床率
全国126,4436,86354.286,0227459612,09249.80
東京13,8221,902137.611,82657191,567116.53
福井77488113.70806271112.68
京都2,59125297.2622229123992.89
石川1,14310490.99995015962.26
大阪8,81376686.9263912161,17154.57
高知7065476.494012211734.19
千葉6,25542367.6338437258665.53
福岡5,10733966.383327085039.06
兵庫5,48435865.28287591267142.77
神奈川9,17751355.9046344682356.26
岐阜1,99710653.081005111884.75
埼玉7,33037551.1634525561456.19
北海道5,28625247.67931481149518.79
愛知7,53734746.04262632239366.67
和歌山9353840.64221516235.48
群馬1,9527940.47735116843.45
山梨8173340.3931203686.11
沖縄1,4485638.67533025720.62
大分1,1444236.71321007940.51
茨城2,87710335.80937323739.24
山形1,0903834.8638007352.05
奈良1,3393929.13318010828.70
富山1,0503028.5730008933.71
滋賀1,4123826.9135308242.68
愛媛1,3523022.19254111322.12
広島2,8175619.88533019427.32
福島1,8643719.85343015721.66
宮城2,3164519.43441016926.04
新潟2,2464218.70182405433.33
栃木1,9463517.99305012025.00
青森1,2632217.4219307425.68
佐賀8191315.8712106618.18
宮崎1,0811715.73143010613.21
秋田9811515.2910508212.20
熊本1,7572514.23204116811.90
山口1,3701913.87163011314.16
長野2,0632813.5725302779.03
静岡3,6593910.66363021816.51
長崎1,3411410.4412201657.27
島根680710.297004515.56
三重1,791179.4912501219.92
岡山1,898157.9014102805.00
香川96244.164001442.78
徳島73634.08210444.55
鹿児島1,61442.484001812.21
鳥取56011.79100761.32
岩手1,24100.00000600.00

2020年4月11日午前11時現在

石川県が感染者人口比率で3番目の高さとなる。また、新型コロナウイルス 入院患者数と集中治療室病床数の比率で、東京都は100%を超え、福井県は114%に達する。ただし、今回は累積感染者数より退院・死亡者数を減じた人数と、集中治療室病床の比率であり現状とは異なることを注意していただきたい。

しかし、集中治療室病床数は、あくまでも厚生労働省が把握している病床の数であり、空き数ではなく、現在他の疾患で治療を受けている方もいることを考慮すると、福井県は危機的状況にあるのではないだろうか。

その他、集中治療室の病床数と入院患者数比率が緊迫している自治体は、京都府、千葉県、岐阜県、愛知県、山梨県でいずれも60%を超えている。

都道府県人口感染者人口比入院中退院死亡病床数病床率
全国126,443611043.325325697881209244.04
東京13,8221708123.57163357181567104.21
福井77486111.11813271114.08
石川1,1439280.49875015954.72
大阪8,81369678.975721186117148.85
高知7065476.494212011735.9
京都2,59117467.1614429123960.25
千葉6,25539563.1535935158661.26
兵庫5,48431657.62246581267136.66
福岡5,10728956.592827085033.18
岐阜1,9979748.57915111877.12
神奈川9,17743947.8439637682348.12
埼玉7,33033946.2530925561450.33
北海道5,28623644.65811451049516.36
愛知7,53731441.66240532139361.07
和歌山9353840.64221516235.48
山梨8173036.7228203677.78
大分1,1444236.71321007940.51
沖縄1,4484833.15453025717.51
茨城2,8779131.63854223735.86
山形1,0903229.3632007343.84
奈良1,3393727.63298010826.85
滋賀1,4123424.0831308237.8
群馬1,9524422.54394116823.21
富山1,0502321.923008925.84
愛媛1,3522820.71234111320.35
福島1,8643619.31342015721.66
新潟2,2464118.25241705444.44
鹿児島1,6142817.35280018115.47
栃木1,9463216.44275012022.5
宮城2,3163816.41371016921.89
宮崎1,0811614.8133010612.26
佐賀8191214.6511106616.67
熊本1,7572413.66204016811.9
長野2,0632813.5725302779.03
青森1,2631713.4617007422.97
秋田9811313.2511208213.41
山口1,3701813.14153011313.27
広島2,8173010.65273019413.92
長崎1,3411410.4412201657.27
静岡3,6593710.11343021815.6
島根68068.826004513.33
三重1,791158.3810501218.26
岡山1,898157.915002805.36
香川96244.164001442.78
徳島73634.08210444.55
鳥取56011.79100761.32
岩手1,24100000600

2020年4月10日午前11時現在

本日は、新規感染者人口比率と各都道府県に設置されている集中治療室病床数も表にした。

累計感染者数人口100万比率は、東京都がトップで109.9ポイント福井県も相変わらず高く105.94ポイントさらに福井県は集中治療室病床数が少なく、100%を超えており重傷患者が発生すると命を救えない危険な状況にある。

また、この集中治療室病床数は、あくまでも病床数であり現在使用中の病床も含まれているので注意が必要。

福井県知事はすぐにでも、緊急事態宣言並びにその他の対策を講じなければ、県民の命を奪いかねない状態にある。

愛知県と京都府が本日、各自治体独自に緊急事態宣言を発令すると発表したが、両府県意外にも福井県をはじめとし高知県、石川県、岐阜県、北海道、和歌山県は緊急事態と自覚すべき。

都道府県人口累積数感染率新規数新規率病床数病床率
東京13,8221519109.90 18113.10 156796.94 
福井77482105.94 56.46 71115.49 
大阪8,81361669.90 9210.44 117152.60 
高知7064969.41 57.08 11741.88 
石川1,1437363.87 76.12 15945.91 
京都2,59116563.68 103.86 23969.04 
千葉6,25535556.75 304.80 58660.58 
兵庫5,48428752.33 397.11 67142.77 
福岡5,10725048.95 265.09 85029.41 
岐阜1,9978643.06 94.51 11872.88 
北海道5,28622342.19 183.41 49545.05 
神奈川9,17738341.73 283.05 82346.54 
愛知7,53730039.80 212.79 39376.34 
和歌山9353739.57 33.21 6259.68 
埼玉7,33028538.88 354.78 61446.42 
大分1,1444135.84 00.00 7951.90 
山梨8172733.05 22.45 3675.00 
沖縄1,4484229.01 32.07 25716.34 
茨城2,8778228.50 51.74 23734.60 
奈良1,3393425.39 42.99 10831.48 
山形1,0902724.77 54.59 7336.99 
滋賀1,4123323.37 74.96 8240.24 
富山1,0502120.00 76.67 8923.60 
愛媛1,3522619.23 10.74 11323.01 
新潟2,2464118.25 20.89 5475.93 
福島1,8643317.70 42.15 15721.02 
群馬1,9523316.91 42.05 16819.64 
栃木1,9463115.93 52.57 12025.83 
宮城2,3163615.54 20.86 16921.30 
宮崎1,0811614.80 00.00 10615.09 
佐賀8191214.65 00.00 6618.18 
熊本1,7572313.09 10.57 16813.69 
山口1,3701712.41 00.00 11315.04 
秋田9811111.21 00.00 8213.41 
青森1,2631411.08 21.58 7418.92 
長野2,0632110.18 20.97 2777.58 
長崎1,341139.69 00.00 1657.88 
静岡3,659339.02 20.55 21815.14 
広島2,817258.87 10.36 19412.89 
三重1,791158.38 21.12 12112.40 
岡山1,898157.90 10.53 2805.36 
徳島73634.08 11.36 446.82 
香川96233.12 00.00 1442.08 
鹿児島1,61442.48 00.00 1812.21 
島根68011.47 11.47 452.22 
岩手1,24100.00 00.00 600.00 
鳥取56000.00 00.00 760.00 

2020年4月9日午前11時現在

人口が多い都市圏に感染者数が多いが、感染率では地方都市の福井県が常に上位にあることは、県民の感染率が東京都同じくらいにあるということと考えても良いのではないだろうか、また石川県が昨日の7位から5位に浮上している。

昨日、7都市圏に緊急事態宣言が発令されたが、感染率上位の地方自治体もこの発令は重く受け止めなければ、感染の防止は難しくなる様子。

確かに保証の問題はあるが、金銭より人の命の方が重い。ましてや金銭は人々の協力でなんとかすることが可能であるが、失われた命は人々の力ではどうすることもできず、ただ見送ることしかできない。

各首長は「保証」や「経済」より、先ずは「人の命」を考えるべきではないだろうか、愛知県のように都道府県で緊急事態宣言を発令すべし。

地域人口(千人)感染者累計人口比率
全国126,443486338.46 
東京 □13,822133896.80 
福井 7747293.92 
京都2,59115559.82 
大阪 □8,81352459.46 
石川1,1436657.74 
高知7063955.24 
千葉 □6,25532451.80 
兵庫 □5,48424845.22 
福岡 □5,10722443.86 
北海道5,28620839.35 
神奈川 □9,17735638.79 
岐阜1,9977738.56 
愛知7,53728037.15 
和歌山9353436.36 
大分1,1444135.84 
埼玉 □7,33025034.11 
山梨8172530.60 
沖縄1,4483926.93 
茨城2,8777726.76 
奈良1,3393022.40 
山形1,0902220.18 
愛媛1,3522518.49 
滋賀1,4122618.41 
新潟2,2463917.36 
福島1,8642915.56 
群馬1,9522914.86 
宮崎1,0811614.80 
宮城2,3163414.68 
佐賀8191113.43 
栃木1,9462613.36 
富山1,0501413.33 
熊本1,7572212.52 
山口1,3701712.40 
秋田9811111.21 
長崎1,341139.69 
青森1,263129.50 
長野2,063199.21 
広島2,817248.52 
静岡3,659308.20 
岡山1,898147.38 
三重1,791137.26 
徳島73634.08 
香川96233.12 
鹿児島1,61442.48 
岩手1,241
鳥取560
島根680

令和2年4月8日

人口比率では、福井県がトップ次いで東京都、京都府、高知県、大阪府、千葉県、石川県、福岡県、兵庫県、福岡県、北海道と続き、緊急事態宣言に指定されていない道府県でも、市民には指定地域同様の意識で行動することが求められる。

地域人口(千人)感染者累計人口比率
全国126,443413532.70 
福井 *7746786.56 
東京 □*13,822119586.46 
京都2,59113351.33 
高知7063650.99 
大阪 □*8,81342848.56 
千葉 □*6,25529046.36 
石川1,1434539.37 
福岡 □*5,10719938.97 
兵庫 □*5,48420938.11 
北海道5,28619436.70 
愛知7,53723931.71 
和歌山9352931.02 
神奈川 □*9,17727930.40 
岐阜1,9975929.54 
大分1,1443328.85 
埼玉 □*7,33020327.69 
茨城2,8777124.68 
山梨8171923.26 
奈良1,3392619.42 
山形1,0901917.43 
愛媛1,3522317.01 
新潟2,2463515.58 
沖縄1,4482215.19 
滋賀1,4121913.46 
群馬1,9522613.32 
富山1,0501211.43 
熊本1,7572011.38 
宮城2,3162611.23 
秋田9811111.21 
宮崎1,0811110.18 
佐賀81989.77 
山口1,370139.49 
長崎1,341128.95 
栃木1,946178.74 
青森1,263118.71 
福島1,864168.58 
三重1,791137.26 
長野2,063146.79 
岡山1,898126.32 
広島2,817165.68 
静岡3,659195.19 
徳島73634.08 
香川96222.08 
鹿児島1,61431.86 
岩手1,241
鳥取560
島根680

※ 4月8日各自治体発表数・その他はNHK開設『新型コロナウイルス特設サイト」より
□ 緊急事態宣言指定都市

感染者比率計算:感染者数(人)/都道府県人口(千人)×1000
人口:総務局統計局 都道府県別人口と人口増減率「平成30年推計人口」

令和2年4月7日

本日夕刻に「緊急事態宣言」が発表される予定。対象地は都市部を中心とする東京都、大阪府、千葉県、福岡県、愛知県と神奈川県の7都府県に限られる様子だ。

これらの地域は、たとえ緊急事態宣言の対象外であっても、対象地域と同じくらい危機感を持った行動が望まれる。

さらに余計な一言を付け加えるなら、感染率の高い首長は、本当に感染の拡大を防ぎ、市民の命を守る覚悟があるなら、積極的に緊急事態宣言の対象地域に指定されるよう政府に働きかけ指定を受けた方が、地域に密着した様々な対策を取りやすくなるであろう。

都道府県 人口(千人) 感染者数(人)人口比率
全国126,443391330.95
福井7746583.98
東京13,822103374.74
京都2,59113351.33
大阪8,81342848.56
高知7063346.74
千葉6,25527944.6
石川1,1434539.37
兵庫5,48420938.11
北海道5,28619136.13
福岡5,10717634.46
愛知7,53723831.58
岐阜1,9975929.54
神奈川9,17727129.53
大分1,1443328.85
埼玉7,33019927.15
和歌山9352425.67
茨城2,8777124.68
山梨8171923.26
奈良1,3392619.42
山形1,0901917.43
愛媛1,3522317.01
新潟2,2463515.58
沖縄1,4482215.19
滋賀1,4121913.46
群馬1,9522613.32
熊本1,7572011.38
宮城2,3162611.23
秋田9811111.21
富山1,0501110.48
宮崎1,0811110.18
佐賀81989.77
山口1,370139.49
長崎1,341128.95
栃木1,946178.74
青森1,263118.71
福島1,864168.58
三重1,791137.26
長野2,063146.79
岡山1,898126.32
広島2,817155.32
静岡3,659195.19
徳島73634.08
香川96222.08
鹿児島1,61431.86
岩手1,24100
鳥取56000
島根68000

令和2年4月6日

感染者の人口比率は、東京都と福井県が3位の京都府より20ポイントも感染者比率が高く、京都府、高知県、大阪府、千葉県が40ポイントを超える。

新型コロナウイルス感染者の人口比率全国平均は30.13ポイント。平均を超える都道府県は、東京都、福井県、京都府、高知県、大阪府、千葉県、石川県、兵庫県、北海道、福岡県、愛知県の11都道府県。

都道府県 人口(千人) 感染者数(人)人口比率  
全国126,443381030.13
東京13,822103374.74
福井7745368.48
京都2,59112548.24
高知7063346.74
大阪8,81340846.3
千葉6,25526041.57
石川1,1434337.62
兵庫5,48420337.02
北海道5,28619436.7
福岡5,10716231.72
愛知7,53722830.25
岐阜1,9975829.04
神奈川9,17726528.88
長野2,0635828.11
大分1,1443227.97
和歌山9352425.67
埼玉7,33018525.24
茨城2,8776422.25
奈良1,3392518.67
山梨8171417.14
新潟2,2463515.58
愛媛1,3522115.53
群馬1,9522613.32
滋賀1,4121812.75
山形1,0901311.93
熊本1,7572011.38
秋田9811111.21
沖縄1,4481611.05
宮城2,316239.93
佐賀81989.77
富山1,050109.52
宮崎1,081109.25
長崎1,341128.95
山口1,370128.76
栃木1,946178.74
青森1,263118.71
福島1,864168.58
三重1,791137.26
岡山1,898115.8
広島2,817155.32
静岡3,659174.65
徳島73634.08
香川96222.08
鹿児島1,61431.86
岩手1,24100
鳥取56000
島根68000

令和2年4月5日

感染者比率全国平均が約27ポイント中、東京都は64.46、福井県は59.43と、全国平均の倍と、他道府県と比較しても突出した感染者比率となる。

都道府県推計人口感染者数人口比率
全国126,443340826.95
東京13,82289164.46
福井7744659.43
京都2,59111644.77
大阪8,81338743.91
千葉6,25523537.57
高知7062636.83
北海道5,28619336.51
兵庫5,48419034.65
愛知7,53722129.32
福岡5,10714628.59
石川1,1433228.00
大分1,1443227.97
神奈川9,17723825.93
岐阜1,9974723.54
和歌山9352223.53
埼玉7,33016021.83
茨城2,8775920.51
奈良1,3392417.92
新潟2,2463515.58
愛媛1,3522014.79
山梨8171214.69
群馬1,9522613.32
滋賀1,4121712.04
秋田9811111.21
沖縄1,4481611.05
熊本1,7571910.81
富山1,050109.52
栃木1,946178.74
青森1,263118.71
宮城2,316208.64
長崎1,341118.20
福島1,864147.51
宮崎1,08187.40
山形1,09087.34
佐賀81967.33
三重1,791137.26
山口1,37085.84
長野2,063115.33
広島2,817155.32
岡山1,898105.27
静岡3,659174.65
徳島73634.08
香川96222.08
鹿児島1,61431.86
岩手1,24100.00
鳥取56000.00
島根68000.00

令和2年4月4日

都道府県推計人口感染者数人口比率
全国126,443270921.42
福井7743950.39
東京13,82268449.49
大阪8,81331135.29
北海道5,28618535.00
京都2,5918833.96
兵庫5,48416930.82
千葉6,25519030.38
高知7062129.75
大分1,1443026.22
愛知7,53719025.21
和歌山9352122.46
神奈川9,17718620.27
福岡5,10710019.58
岐阜1,9973618.03
埼玉7,33011816.10
茨城2,8774415.29
新潟2,2463214.25
奈良1,3391914.19
石川1,1431614.00
愛媛1,3521813.31
山梨817911.02
群馬1,9522110.76
秋田98199.17
栃木1,946178.74
熊本1,757158.54
富山1,05087.62
三重1,791137.26
青森1,26397.13
沖縄1,44896.22
長崎1,34185.97
滋賀1,41285.67
宮城2,316125.18
福島1,86494.83
山口1,37064.38
長野2,06394.36
岡山1,89884.21
徳島73634.08
広島2,817113.90
静岡3,659143.83
佐賀81933.66
宮崎1,08132.78
山形1,09032.75
香川96222.08
鹿児島1,61431.86
岩手1,24100.00
鳥取56000.00
島根68000.00

新型コロナウイルス〈マスク対策〉


【毎日更新】新型コロナウイルス国内感染者数・人口比率


マスク対策

掲載:令和2年(2020)3月25日 更新:令和2年4月8日

もくじ

マスク不足とその対策
・マスク不足はいつまで続くのか
・一時的にマスクは等製品とする
本当にマスクを必要とする人
・マスクの効果
マスクが必需品である方
・必要枚数の個人的推計の詳細
・医療従事者
・持病・免疫力低下者
・妊婦の方
・高齢者
・着用義務就労者
感染予防
・感染経路が不明な感染者
・店舗側の対策
編集後記

マスク不足とその対策

【マスク不足はいつまで続くか】

マスク問題について、政府が「月間6億枚の製造の目処がついた」と公式に見解を示し、マスク工業会は、週に1億枚以上生産していると公表しているが、できれば布製マスクが何枚、使い捨てマスクは何枚、サージカルマスク何枚と、その枚数の詳細を知りたい。

それにより、私たちはそれぞれ現在持っているマスクの使用を控えたり、自作のマスクを用意するなどの対策を講じることが可能となる。

たとえ月産6億枚のマスクを製造したとしても、国民一人におおよそ月に6枚しか配布されないことは、少し考えればわかることであり、何ヶ月経っても、マスク不足は解消しない。逆にいえば国民全員にマスクを行き渡らせるには、25〜30億枚を調達しなければならない。

一時的にマスクは統制品とする

たとえマスクを月間10億枚製造・調達できたとしても、現状のように無計画に市中に垂れ流すように流通させていれば、いつまで経ってもマスク不足は解消しないことは、明らかであるどころか、下手な期待感からマスク購入のため長い行列(人口密集地)ができたり、ドラッグストア店員に必要もない精神的負担を与え、マスクの入手に不均衡を生み出す。

また、本当にマスクを必要とする方々に届かない事態を生み出す危険性が、とても高くなっていると考えられる。そして本当に必要とする人に届けるには、一時的に統制品としてマスクの流通を制限するしかないだろう。

本当に必要とする人

マスクの効果

マスクには感染予防の効果はあまりないと、WHOを始めとして医療専門家が指摘しています。しかし、国内において小さな頃から風邪の予防にマスクをしてきた国民性から、この新型コロナウイルスへの感染予防に、マスクを離せない心理も十分に理解できるし、しなければ不安だと感じる方も多いだろう。

しかし、新型コロナウイルス対策だけではなく、本当にマスクをしなければ、命が危険にさらされる方もいることを知っていただきたい。そして日本国内だけでなく、世界中でマスク不足が深刻化している現状では、マスク供給先に優先順位をつける必要がある。

マスクが必需品である方

本当にマスクを必要とする方々は、下記の通りではないかとリストアップした。もし他にも必要とする方がいらっしゃたら、ご連絡ください。加えて、月間の必要枚数の推計も試算してみた。

月間必要総数:6億9460万枚
・医療従事者:約2億3000万枚
・持病・免疫力低下者:約2億8500万枚/月
・妊婦の方:約1,660万枚/月
・高齢者:約1億4100万枚/月
・着用義務就労者:約2,200万枚/月

推計の詳細は下記に記すが、本当に今マスクを必要とする方々に届けるだけで、月間約7億枚のマスクが必要となる計算。国民全体にマスクが行き渡るには、おおよそ月産20億枚必要なのではないだろうか。

月産20億枚生産可能な見通しが付くまで、マスクの使用方法は各自で考えなければならない。

マスクの生産・輸入の確保は、国が行うものとして、私たちは、本当にマスクを必要としている方々に届けらるように冷静な行動が求められると同時に、マスクは暫く市中の物販店で入手できない覚悟をしなければならない。

必要枚数の個人的推計の詳細

【 医療従事者 】

現在、医療機関のマスク在庫数は不明ではあるが、全医療機関の在庫が尽きているようであれば、緊急的な措置として、その必要数を超えるくらいの十分な枚数が必要。

厚労省のホームページによると、平成28年の医師、歯科医師、薬剤師の総計は約65万人、保険師、助産師、看護師、准看護師の総計は166万人で合計231万人になる。医療従事者が1日に何回マスクの交換を必要とするかは不明であるが、1日4枚必要として算出。

医療関係者必要枚数
231万人×4枚/日×25日=2億3100万枚

ただし、上記の医療関係従事者には、マスクを必要とするであろう理学療法士や作業療法士、歯科衛生士、約12万人含まれておらず、これらの人数を合計すると、配布初期段階で約12万人x4枚/日x25日=1200万枚を追加しなければならない。

一般社団法人衛生用品工業会のデータから、医療用マスクの年間生産・輸入数は2億5900万枚、月間では約2,200万枚を生産・供給していれば、マスク不足は生じないようであるようにも思えるが、医療関係者にとって、マスクは命を守る必需品。使い捨ての医療用マスクは、最優先に医療関係者が必要とするに余るくらいの枚数を確保しなければならない。

【 持病・免疫力低下者 】

マスク不足で悩んでいる方は多い。医療従事者だけでなく花粉症や糖尿病、呼吸器疾患などの持病がある方、病気や薬の副作用で免疫力が低下している方、あるいは免疫力が低下している家族を看護している方、肺炎を患うと重症化の可能性が高いと指摘される妊婦の方、さらに加齢により免疫力が低下している高齢者、これらの方々には、ある意味マスク不足は命に関わる問題になる可能性がある。

空気中には新型コロナウイルスばかりではなく、様々な細菌やウイルスが存在するため、このような方々には、優先的にマスクが配布されなければならない。あまりにも新型コロナウイルスばかりが取り上げられる昨今、マスクの不足で新型コロナウイルス以外の細菌やウイルスで死者が増加することも決して許されるものではない。

医療用マスクは、製造後にピンポイントで医療従事者へマスクを供給できるだろうが、疾患や免疫不全、妊娠中の方々へなど、本当にマスクを必要としている方々へ届けるには、一時的にマスクを薬同等の扱いとして診察または医師の証明書を提示し、医院や処方箋薬局で必要量を購入できる対策を講じる必要があるのではないだろうか。

マスクを必要とする患者数の試算

患者総数:2,012.5万人
・結核:1.8万人
・ウイルス性肝炎:15.6万人
・悪性新生物〈腫瘍〉:178.2万人
・血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害:11.7万人(※1)
・糖尿病:328.9万人
・高血圧疾患:993.7万人
・心疾患(高血圧症除く):173.2万人
・脳血管疾患:111.5万人
・慢性閉塞性肺疾患:22.0万人
・喘息:111.7万人
・肝疾患:24.9万人
・慢性腎疾患:39.3万人

参考 厚生労働省「推計患者数(平成29年10月患者調査)」表7 主な傷病の総患者数
※1 同上 表2 傷病分類別にみた施設の種類別推計患者数より試算

入院患者約131.3万人は、コントロール下にあると思われるので、患者総数より減じると、免疫力が低下していると思われる方の総数は約1900万人と推計し、月平均枚数を15枚としました。

持病・免疫力低下者必要枚数
1900万人×15枚/月=2億8,500万枚/月

【 妊婦の方 】

厚生労働省によると、令和元年(2019)の出世数は急減し、統計開始以来初めて90万人を割り、86万4千人との推計値を発表している。現在妊娠中の方を推計するにあたり、単純に平均妊娠期間を年間日数で除し試算した。

いつの世でも子は国の宝である、新型コロナウイルスばかりではなく、様々な不安や心配を感じている方も多いだろう。一つでもその不安や心配を取り去ることが、社会全員としての責務だ。

妊婦必要枚数
86.4万人×280日/365日=約66.3万人
約66.3万人×25枚/月=1,657.5万枚/月

【 高齢者 】

新型コロナウイルスに感染すると、重症化しやすい高齢者の人数を推計するにあたり、人数が重複することを避けるため、高齢者のうち入院患者数及び免疫力が低下している可能性がある外来患者数を試算し、高齢者全員の人数より減じる。

高齢者(65歳以上)3461万人(※3)
・外来患者数:約1900万人
・高齢外来患者数:3644.8/7191.0×100=50.68%(※4)
・1900万人x0.5068=962.92万人
・通院していない高齢者数:937.08万人

※3:総務省人口統計
※4:厚生労働省「推計患者数(平成29年10月患者調査)」表1年齢階級別にみた施設の種類別推計患者数

高齢者必要枚数
940万人x15枚/月=1億4100万枚/月

【 着用義務就労者 】

今回のマスク不足で、産業用防じんマスクを購入された方もいるようです。

産業用防じんマスクは、DIY店や作業用品店で気軽に購入できますが、マスクがなければ仕事ができない職種があることを知ってください。

粉塵等が舞う中で作業をする方は、労働基準監督署よりマスクの着用が義務付けられており、産業用防じんマスクは作業従事者の命と健康を守る必需品です。

産業用マスクを必要とする職種の中は、インフラ整備に携わる職種も多く、もしマスクがなければ工事の延長や中断という社会にとって大きく影響を及ぼすことになりかねません。また、もし現在災害が発生すれば、その復旧・復興に多大なる影響を及ぼし、人命にも関わる大きな問題として、二次災害、三次災害へと拡大する可能性も決して否定できません。

新型コロナウイルスの対策として、決して産業用防じんマスクの購入をしてはいけません。

着用義務就労者必要枚数
約2,200万枚/月

参考:一般社団法人 日本衛生材料工業連合会「マスク生産(国内生産・輸入)数量 推移


基本的に使い捨てマスクの再使用は不可ですが、このマスク不足に時期には再使用も考えなくてはなりません。
全国マスク工業会は、使い捨てマスクの再利用方法について、3つのポイントを以下のように紹介している。

①中性洗剤で、もみ洗いではなく、押し洗いしてください。
※漂白剤、柔軟剤の使用はお勧めしません。
②十分なすすぎをしてください。
③熱に弱い材料が使われているマスクもあるので、型くずれを軽減するためにも乾燥機は使わずに、十分に乾燥させてください。


現在のマスク不足で、皆様同じく、不安に感じている方が多いと思いますが、世間には、マスクが必需品、命に関わる問題とされている方も多くいらっしゃいます。どうか、そのような方々にこそ、マスクが届くように冷静な行動と政府、行政機関が対応いただけますことを切に願っております。


【 感染予防 】

【 感染経路が不明な感染者 】

東京都の小池知事が頻繁に「感染経路不明の感染者が増加している」と発言しているが、感染経路が不明なのではなく、感染者への聞き取りが不十分なのではないだろうか。ロックダウンを検討するのも重要であるし、経済対策や、病床の確保も大切であるが、これ以上感染者の増加を防ぐ対策も重要である、それには感染経路を明確にし、感染者と接触した人に「感染の恐れ」があることを周知徹底しなければならない。

感染経路不明とはいわゆる、飲食店や夜間営業店、風俗店での感染であると予測できる。

現在、個人情報保持や風評被害などに配慮して、感染者が来店した店名は公表していないが、この情報を公開しない方針が、感染者を急激に増加させる一要因であることに間違いない。

飲食店や物販店を営むことは、ある程度のリスクがることは店主は自覚しているはず、今回の新型コロナウイルスだけでなく、飲食店を経営していれば、O-157やノロウイルスなど食中毒を発生するリスクもある、食中毒を引き起こせば当然、社会に公開し、営業停止になる。新型コロナウイルスも同じではないか。確かに食中毒は店側が原因である可能性も高いが、来店者が持ち込む可能性は否定できず、店舗側の責任とは言えないが、食中毒を引き起こす細菌やウイルスも全てが店側の責任とは言えない、来店客が持ち込んだ可能性もあるとすれば同じだ。

個人情報にしても、誰も感染者個人の住所や氏名を知りたいわけではない。訪れた店舗と日時を知りたいだけである。その情報を公開すれば、その後に店を訪れた非感染者は、自宅待機をするか保健所への連絡をするであろう。それにより一人でも多くの被害者を事前に救うことになる。大体、個人情報保護法に「ただし、国民の多くに命の危険が及ぼすと認められるときにはこの限りにあらず」など法の隙間を記載しておかなかったことにも問題があるかもしれないが・・・。

感染拡大を防ぐには、いち早く感染者が訪れた時間と店名、住所の公表をすべきである。

ただし、店側に対して売り上げ金額の保証と、除菌作業終了時には、公的機関が調査を行い間違い無く除菌が終了していることを証明しなければならない。

東京都全体をロックダウンするより、店舗をピンポイントロックダウンする方が効果的であろうし、経済的にも精神的にも風評被害予防にも効果的であろう。

【 店舗側の対策 】

個人的にいくら気をつけていても、人々の間に温度差があることは、街頭アンケートなどを聞いていても明らか。

また、店舗側にも危機感がないのか、今回の感染予防対策を行なっている店舗が少なすぎるように思える。物販店では、店頭に来店者が近距離で長い行列ができていても構わず、飲食店では通常通りの椅子やテーブルの間隔で営業を行い、ただ、キャンセルが多く売り上げが減少していることを嘆く。店舗側は売上減少を嘆くより、感染予防対策に客席数を減らし、客同士の間隔を通常の2倍にするとか、来店時にはアルコール除菌を徹底する、注文は紙に書いて依頼する、お会計はレジに並ばないよう各テーブルでトレイに載せて渡すなどなど、知恵を絞らなければならない。

物販店で気になるのが、店頭の行列もあるが、レジ前の混雑とレジ後の袋詰めである、店内が混雑する店舗であれば店内の来店者数に制限をかけるとか、レジに並ぶ人の間隔を1m以上空けるように伝える、あるいは行列のできる場所に1m間隔でラインを引く、店内の換気回数を増やすなどの対策、レジ担当者には、素手でアルコール除菌をすると、手荒れが酷くなり特に女性には何回もの除菌を徹底することは酷な話、手袋をしてもらい、定期的に手袋の消毒をさせるなどの対策が必要なのではないだろうか。手袋さえすれば、貴重なアルコール除菌でなくとも、次亜塩素酸系の除菌水も使用可能となる。


感染予防は、個人向けに「三つの密」を無くすることと言われるが、個人だけでは限界もある、今回の新型コロナウイルスと戦うには、社会全体が「三つの密」を無くする努力をしなければ、感染拡大は防げない状況にあるようだ。

さすがに食料品店やスーパーマーケットでは、お惣菜などをオープンで販売している店舗はないと思うが、加熱しないで口にする、きゅうりやトマト、ねぎなどの野菜物も、できれば袋に入れた方が購入者としての安心感が向上する。


編集後記

残念ながら平成の時代、我が国は何度もの災害を経験し、甚大なる被害を出し、尊い命を失った。東北大震災では経験したことのないような津波に襲われ、今でも行方不明の方が2529人いる。この際「津波てんでんこ」という言葉を初めて聞き、自分の命は自分で守れということだと知った。今回の新型コロナウイルス対策も、津波の発生時と同じではないだろうか、自分お生命は自分で守るしかないとの自覚と覚悟がなければならない、そして災害時と同じように世界が称賛する日本人でありたい。


TOP