わたしたち

本物の家づくりをサポート

住宅の新築や増改築には多額の資金を必要とします。建築に関わっているものとして、以外と多くの方が、衝動買いに近い感覚で住宅を計画されていることに驚く場合が多くあります。住宅はある意味、危険と隣り合わせになることもあります。多額の資金をつぎ込み怪我や疾患、最悪の場合には命を落す危険性があります。しかし正しく家づくりを行えば、全てを回避する可能性も高いのです。

現代、多くの住宅は、戦後復興住宅の延長線上にあるのでは?と思われます。
戦後復興期にはとにかく質より量が求められ、質は二の次三の次とされました。それは住宅だけではなく、すべてのものが量を優先する時代でした。大量生産が優先され四大公害を代表するように、工場から放出される大量の有害物質が、日本の環境を破壊し、人々は健康障害を訴えました。また、住宅地には不適切な場所を宅地開発し、災害や環境破壊による悲惨な被害も多く発生しています。国内では、同じ過ちを何度も繰り返しているように思われます。それはアスベストによる健康被害の発生や、シックハウス症候群など、個別の建物の中で健康障害を発症するかたちで現れました。さらに国民の半数がかかっていると言われる花粉症も、環境と大きく関わっているようにしか思えませんし、自然災害と言われる被害の中にも、人的災害と言わざるを得ないものも多くあるように感じるのは私だけでしょうか。

住宅の質

「大量生産・大量消費の時代は終わった」「量より質が求められる時代になった」と耳にするようになり、何年も経ちます、それは住宅に関しても同じことでしょう。しかし、皆さんが上質の住宅を手に入れることは簡単でしょうか?
一般的に住宅を手に入れるには、住宅関係者と出会わなくてはなりません。多くの方は、住宅業界の伏魔殿(と私は疑わない)住宅展示場へ足を向けるのではないだろうか。住宅をよく知り、勉強した上で我が家を計画したいと願う方は、住宅雑誌や著名建築家の書籍や写真集、あるいはインターネットで情報取集を行うでしょう。しかし、ご存知の通り情報が溢れる社会で、短期間で自分の求める情報、住宅会社と出会える方はとても幸運だ。
人はそれぞれ多彩で、個性があります、住宅は個々の個性に合わせ計画し、建築されなければなりません。
住宅は、決して押し付けられるものではありません、自分たちに合わせて計画された住宅だからこそ暮らしを豊かに、そして上質な暮らしが約束されるのです。

アレルギーと住環境

花粉症やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、気管支ぜん息、シックハウス症候群などや化学物質過敏症が、住環境で発症するアレルギー疾患と考えられている。その住環境の問題として、揮発性有機化合物や農薬、ハウスダスト、ダニ、カビが主な原因である。また、直接的ではなくともストレスなども、その発症要因の一つと考えられる。アレルギーは、一つのアレルギーを発症すると、他のアレルギーも併発しやすくなるといわれます。
私たちは、アレルギーの原因となるアレルゲンを最大限に減らす、アレルギー対応住宅のご相談をお待ちしています。

住宅と環境

室内環境を良好にするには、大気汚染や環境破壊など屋外の環境も気になります。あまり関係がないようにも思えますが、環境問題は、住宅の建築にも大きく影響を及ぼしています。化学物質を大量に含む新建材の生産と、次々に開発される安全性の不確かな新化学物質の規制なき使用、国内の住宅に使用される木材の80%を超える、海外産木材の輸送エネルギー、そして住宅を解体すると大量の産業廃棄物が発生する。
私たちは、日々の生活に加え住宅の建築にも、これら大気汚染や環境破壊を最小限にする方法を応援します。

素材の選定

先人たちは、身近な国産木材と自然素材だけで住宅を建築してきました。近年では断熱性能や設備などの充実が求められ、自然素材だけでは、確かに暮らしにくい住宅になってしまうと、簡単に想像できます。しかし住宅本体は国産木材と、断熱材も含め自然素材の選定素材で建築することができます。そして、それらの素材は身体にも安全が高く、環境にも良い効果をもたらせてくれます。
私たちは身体にも環境にも安全で、皆さんが安心して使用できる素材を厳選します。

適正価格の家

本物の家、アレルギー対応住宅は割高だと考える方が多いと思います。住宅の金額は、坪単価で表現されますが、私は総額で考えるべきでしょう。どんなに高額でも価値のない家があります。人の価値観はそれぞれですが、いつでも、誰でも、どこでも手に入るものに、魅力を感じるでしょうか。魅力のないものを、いつまでも大切に使えますか?魅力があり価値のある住宅を、オーダーメイドで適正な価格で建築するアイデアがここにあります。

住宅研究室「簷・ENN」スタッフ一同