健康な日本の家づくり

「健康な日本の家」物語

人々は、遥か以前より居住する地域に適合させるため、ある者は皮膚の色を変え、またある者は身体の形までも変化させつつDNAとして五体に刻み込み、環境に合わせた生活様式を生み続ける長い歴史上にいる。

無常である日本の四季は、景色の風情や旬の食べ物、季節の装いなど暮らしの中で変化を楽しませてくれる一方で、人々に常により良いものを追い続け、島国であるからこそ、他の文明や文化を拒絶することなく貴重なものとして尊重し、調和・融合させようと革新的な知恵を絞り続けながら解決する連続した伝統文化生み出した。

この伝統文化と同様に日本の住宅は、常に新しいものを取り入れ、地域ごとの気候風土に合わせつつより良い住宅を追い続け、自然の脅威から人を守り、安心して暮らすための工夫を凝らし、人々がより幸せで健康に暮らす住宅を追い求めてきた長い歴史がある。

しかし、我が国の住宅は、近世における不幸な出来事で大きく変わり、人の暮らしよりも経済や住宅そのものを増やすことを優先し、人を忘れた住宅が主流を占め常識的に現在でも新築されている。

住宅は個々の幸せを尊重し、心と身体が健康に暮らせる住まい、地域や地球環境にも配慮した住宅、気候風土に根ざした家を計画するべきである。

私たちの価値観が大きく変化しつつある現在、個々の幸せと個人を尊重する本物の家づくりが、ここからはじまる。

住宅の根元を考える

家づくりの根元を考える

住宅は、家族の健康や財産を守り、美しく豊かに暮らす空間でなければなりません。そして将来に渡り、悔やむことなく長く暮らし続けられる住宅を計画すべきです。
我が家を建てようと決心した時、間取りを考えたり、住宅展示場や内覧会に足を運ぶ前に、本当に自分たちが必要としている住宅とはどのような姿なのか、本来の住宅とはどのようなカタチなのか考えてほしいのです。

そして、家族の健康・財産を守り美しく豊かに暮らす家、将来にも損をしない、本当の住まいを実現する家づくりのためにも、足元を固める重要な7つの要素を掴んでいただきたい。

[ 健 康 ]
[ 災 害 ]
[ 費 用 ]
[ 素 材 ]
[構造・工法]
[ 間取り ]
[ 伝 統 ]


[ 健康と住宅 ]

多くの人は自宅で過ごす時間が最も長く、自宅は本人にとっても家族にとっても非常に大切な空間であり、安らぎの空間でなければならない。その大切な空間が、私たちの健康に再起不能なダメージを与える場合がある。家庭内事故や、シックハウス症候群をはじめとするアレルギー疾患の発症である。
政府の統計によると、2017年不慮の事故で死亡した方は35,325名、そのうち家(庭)で亡くなられた方は14,671名、過去のデータから、家屋自体が原因と考えられる死者数は、60%程度であることから推測すると、おおよそ8,800名の方が、住宅が原因で死亡したことになる。家庭内で発生する死亡事故要因は大きく分けて3つ「転倒・転落」「浴室」「火災」であり、いずれもこれらの事故を念頭に入れて計画すれば防げた可能性が高い。
また、国民の約半数が患っているもいわれる花粉症を含むアレルギー疾患の発症や重篤化は、過去の経験から住環境が大きく関わっていると考えられる。
そして、住環境に起因する事故や発病の原因は、過去の事実からある程度予測される事実であり、その原因を極力取り除く家づくりをしなければならない。

花粉症の原因は住環境にある?

花粉症対策の家づくり

アレルギー対応住宅を考える

アレルギー対応住宅無料相談窓口


【 災害から家族を守る 】

長らく日本は地震多発国として、耐震性能ばかりに目が向けられてきたが、近年多発する集中豪雨による被害も甚大化しつつある。家族の命を守るこれらの対策は、住宅新築時に忘れずに計画することで、被害を回避あるいは最小限にすることも可能。日本は地震ばかりでなく暴風や集中豪雨による洪水、崖崩れなど災害多発国であることを忘れずに新築計画をすすめることが重要である。

生命と財産を守る敷地選び

風災害住宅の点検と対策

浸水被害住宅の点検

健康住宅の耐震性向上を考える


【 住宅は生涯資金で考える 】

生涯にわたり損をしない住宅の資金計画
住宅には新築時と維持管理の費用が必要。いわば、イニシャルコストとランニングコストです。なぜか新築住宅の費用といえば、新築時に必要な費用だけに目が向けられますが、実際には新築時の費用に加え、維持管理費も考えて計画しなければ、将来大きな損失を被ることになる。新築時には本体工事費と諸費用に加え、税金が必要であることは同じであるが、工法や構造、使用する素材により維持管理費用は大きく異なる。住宅の資金計画は、生涯資金で考える必要があり、新築時には、出来る限り維持管理費が不要の計画をしなければなりません。

住宅の寿命を考える

メンテナンスコスト【外壁編】


【 素 材 】

住宅には自然素材を使うべし
ヒトは自然の中から生まれ、自然のものだけで生きてきた。人類は約700万年前にアフリカで出現し、およそ7万年前に洞窟壁画や、住居の建設などの文化的創造を発揮したと考えられている遥かな歴史の中で、人々は自然のものだけを食べ、自然の素材の中で暮らすようにDNAが構成されてきた。住宅に化学物質が持ち込まれることになったのは、戦後であり70年程しか経過しておらず、私たちのDNAが、身近には存在しなかった化学物質を、異物として拒否しても不思議ではない。
健康に日々を過ごすには、自然の恩恵を受け、自然とともに生きることが、本来あるべき姿であり、自然のものを食べ、自然の素材の中で暮らすことがとても大切である。

自然の素材を活用する住宅

自然素材・建材リスト


【 構造・工法 】

選ぶ構造・工法によって依頼先も変わる
構造・工法により間取りやデザイン、工事費用、工事期間はもちろんのこと、室内環境にも影響を及ぼす。さらに国内で最も多い木造でも在来軸組工法、木造伝統工法、枠組壁工法(2×4)に加え、丸太組工法(ログハウス)また、鉄骨造や鉄筋コンクリート造、プレファブ工法があり各工法を得意とする依頼先の選択にも大きく関わるため、各構造の特徴を掴んだ上で計画を始めなければなりません。


【 間取り 】

暮らしの質も間取り次第
間取りは、誰にでも考えられ、どのような間取りでも新築することは可能である。しかし、暮らしや安全性、費用、メンテナンス、建築基準法その他様々な希望を満足させ、将来後悔しない間取りをバランスよくまとめるには経験と知識、知恵が必要だ。間取りは、単に部屋と部屋を組み合わせではなく、バランスが良い空間の繋がりであり、間取りにより生活のし易さや家族の関係、健康にも大きな差が生まれ、暮らし方も暮らしの質も大きく変わる。


【 伝 統 】

地域と歴史の財産を継承する
日本は島国であり、天皇を中心とする国家体制が2,000年以上も継続している国は世界的にも稀である。国外からの大規模な侵入や略奪、あるいは国の根幹を揺るがす革命が起こることなく、長い歴史を紡いできた日本の歴史は、私たちの大きな財産であり宝である。住宅も地域には地域の長い歴史の中で、その地域に適した住宅が生まれ、より良い住宅を求めてきた先人の歴史が形となり受け継がれてきた。ところが戦後の一時期から全国に画一化した住宅が大量生産され、地域に適する住宅の姿が失われ、時には人が住むべき場所でないところまで宅地化された結果、大きな災害で甚大な被害が発生したとも考えられる。私たちに最も身近な住宅から日本の良き伝統、国の宝が失われつつある現在、この宝を将来へ継続させることは、現在生きている私たちの責任ではないだろうか。


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