アレルギー専門「リフォーム・改修・増改築」
住宅相談窓口
住環境に起因する疾患は、アレルギー疾患やシックハウス症候群に加えて化学物質過敏症も住環境による影響が大きい。
症状の快方には医療機関での投薬や減感作療法による治療に加え、生活習慣や住宅環境を見直し、住環境アレルゲンなど悪性因子を避けるための環境整備を行うことも重要である。
アレルギーの悪性因子は、その疾患や症状により異なり、その対策は様々で、ご自身で対応できなくなった場合あるいは原因を特定できない時など、専門家に依頼しなければならない状況になった折には、依頼先の選定に苦労することも多いと聞く。
住環境に起因するアレルギー疾患
アレルゲン | 気管支ぜん息 | アレルギー性鼻炎 | アトピー性皮膚炎 | アレルギー性結膜炎 |
ハウスダスト | ◯ | ◯ | △ | ◯ |
チリダニ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
カビ | ◯ | ◯ | △ | ◯ |
花粉 | △ | ◯ | △ | ◯ |
ペット | ◯ | ◯ | △ | ◯ |
昆虫 | ◯ | ◯ | △ | ◯ |
住環境と化学物質
化学物質はシックハウス症候群及び化学物質過敏症の悪性因子となる上にアレルギー症状の悪化因子となる。
居住環境中の揮発性有機化合物濃度調査結果
平均値の高い物質例 | WHO指針値(μg/m3) | 平成9年調査(μg/m3) | 平成10年調査(μg/m3) |
p-ジクロロベンゼン | 240 | 128.4 | 123.3 |
トルエン | 260 | 93.3(2375.0*) | 98.3(3389/8*) |
α-ピネン | ー | 12.9 | 77.6 |
リモネン | ー | 26.5 | 42.1 |
m,p-キシレン | 870 | 26.7(1097.0*) | 24.3(569.0*) |
エタノール | ー | 281.2 | ー |
アセトン | ー | 32.3 | ー |
( *):室内濃度調査中最大値
参考:厚生省生活衛生局企画課生活化学安全対策室「居住環境中の揮発性有機化合物の全国実態調査」より
居住環境の化学物質を含む建材
建材・資材 | 使用箇所例 |
合板 | 床・壁・天井・家具・建具等仕上材 |
繊維ボード類 | キッチン・洗面台・家具 |
集成材 | 構造材・仕上材・家具 |
壁紙 | 壁・天井 |
クッションフロア・フロアタイル | 床 |
カーペット | 床 |
畳 | 床 |
接着剤 | 壁紙・床材・壁材・天井材・家具・建具等施工用 |
塗料・ワックス | 床材・壁材・天井材・家具・建具等仕上げ用 |
断熱材 | 天井裏・外壁内・床下 |
防蟻剤・白蟻駆除剤 | 床下・1階柱、間柱 |
木材防腐塗料 | 床組・土台・1階柱、間柱 |
配管 | 塩ビ給排水管・ライニング鋼管・配管用接着剤 |
プラスチック製品 | 照明器具・分電盤・プレート・洗面台 |
日用品等に含まれる化学物質
アレルギーの悪化因子といわれる化学物質は様々な家具や家庭用品に含まれ、アレルギー患者ばかりでなく、現在は健常な方でも健康を知らぬ間に蝕む可能性がある。現代社会では暮らしの中から全ての化学物質を無くすることは不可能です。
ご自身やご家族の健康を守るためには、身近に潜む化学物質を含む製品を知り、少しでも減らす生活と極力、化学物質を含まない、あるいは少ない製品を選びたい。
日用品等 | 化学物質名 |
テレビ・パソコン等 | トルエン・フェノール |
ストーブ・コンロの排気ガス | 二酸化窒素・二酸化硫黄 |
タバコの煙 | アンモニア・シアン化合物・硫黄化合物 |
蚊取り線香・マット・リキッド | ピレスロイド |
ポリカーボネイド食器 | ビスフェノールA |
テフロン加工調理器具 | フッ素化合物 |
衣類防虫剤 | パラジクロロベンゼン・ピレルロイド |
殺虫剤 | ピレスロイド・有機リン化合物 |
掃除機紙パック | 防虫剤・防カビ材 |
塩ビ性玩具類 | フタル酸エステル |
雑誌・週刊誌等印刷物 | 揮発性有機籠物 |
芳香・消臭・防臭剤 | イソパラフィン・パラジクロロベンゼン |
ドライクリーニング溶剤 | テトラクロロエチレン・トリクロロエチレン |
アレルギー悪化が心配で工事できない方のご相談受付
今や国民の約半数が何らかのアレルギー疾患にかかっていると推定されています。
居住環境が大きな原因となりうるアレルギー疾患、「ぜん息」や「気管支炎」「アトピー性皮膚炎」「花粉症」「シックハウス症候群」そして、精神的にも大きくダメージを受ける「化学物質過敏症」などで、住宅の新築や増改築を考えたくても、なんとなく心配や不安で現在の住環境を改善できないでいる方、さらに住宅の新築工事や増改築工事により、アレルギーの発症や悪化をご心配される方々の不安や心配を取り除き、安心して家づくりを行うためのご相談を受付けております。
もちろん、現在お住まいの住宅に関するご相談も、お気軽にお寄せください。