かわら版「簷 Enn」は、住宅の本質を尊重し、これからの「本物の日本の住まい」を求める方々へお届けするウェブマガジンです。
古くを知り新しきを知る
現代、皆さんがよく知る住宅は、戦後の復興仮設住宅といっても良いのではないでしょうか。今こそ「本物の日本の住まい」とはどのような住宅なのか。遥か、いにしえの古代の住宅への思いや知恵、工夫を振り返り、現代の伝統的な技術を活かす将来の住まいは、どのような住まいか考えてみましょう。
命の家づくり
家族の命と健康を大切にする家づくりを真摯に考え、これからの時代、本当に必要な「本物の住まい」とは。美しく健康に暮らす住宅とはどのような住宅なのでしょうか。その答えがここにあります。
国産無垢材と自然素材を知る
住宅に起因するアレルギー、シックハウス症候群、花粉症、喘息、鼻炎などなどは、戦後に開発が進んだ化学物質の影響です。現代の家には確かに住宅設備の一部には化学物質を使用しなければ建築でいない箇所もあります。しかし住宅設備以外では全く化学物質を使用しなくとも住宅は完成し、長くその良さを経験することができます。また長年暮らす住宅にはメンテナンスが必要になります、自然素材を使用する住宅のメンテナンス費用は他の化学物質を使用した住宅よりはるかに安く、住宅を維持することができるのです。健康に心配なくメンテナンス費用が安くなる住宅建材もご紹介します。
本物の家づくり
皆様は、住宅を新築、増改築する場合に、建築基準法や構造計算などを知ることは不要だと思いますが、住宅の本質的な考え方を知ることは、ご自分の住宅を計画する上で、とても重要なことだと考えます。
素敵な外観写真や、インテリア写真はありませんが、計画前に住宅の本質を深く考えていただきたく、願っています。考え方を知ると住宅の判断基準も変わるはずです。見た目より考え方をお伝えするために、なるべく多くのイラストを描き、分かりやすい住宅マガジンにしたいと考えています。といっても、中には少々雑なイラストも入るかもしれませんが、ご愛嬌としてお許しください。
そして、ご自分の家づくりに生かしただけることを切に願ってやみません。
かわら版「簷 Enn」編集部