住環境アレルゲン|ダニ類

もくじ

ときには人の命も奪うダニ集団
引っ越しの時は注意
ハウスダストから見つかるダニ種の割合
室内塵調査検出ダニの種類と検出住宅の割合
暮らしの中で人に被害をもたらす主なダニ


|  アレルギーの原因となるダニ  |
|     人に寄生するダニ    |
|      吸血性ダニ      |
|      刺咬性ダニ      |

住環境アレルゲン|ダニ類

ときには人の命も奪うダニ集団

日本には、現在分かっているダニの種類は、およそ2000種類といわれています、世界的に見ると約5000種類生息しているのではないかと推測されています。住宅内のダニ種は、調査方法やダニの分類方法により約50種類とも約150種類ともいわれ、正確な数はわかりません。ただ、住宅内の塵から採取されるダニ総数の約80%以上は、アレルギー疾患の原因とされるチリダニ類の「コナヒョウヒダニ」と「ヤケヒョウヒダニ」ということは分かっています。また、近年アナフィラキシーショックを引き起こすと問題視される「パンケーキシンドローム」も、小麦粉や片栗粉などの粉物内で異常繁殖したダニが原因です。ダニアレルギーは虫体のみならず、抜け殻や糞、死骸もアレルゲンとなるので、ダニが繁殖しにくく、素早く除去できる家づくりをしなければなりません。

引っ越しの時は注意

引っ越しする時、押入れに仕舞い込んであった段ボールなどに、ダニやカビが付着していることが多いようです。新しい段ボールであれば、まだ安心かもしれませんが、古い段ボールは、できれば新しい家に持ち込まない方が良いでしょう。


ハウスダストから見つかるダニ種類の割合

ハウスダストから見つかるダニ種類の割合

一軒の住宅の室内塵から見つかるダニの種類と割合です。グラフからも分かるように約9割がアレルギーの原因となるチリダニ種と最も多く、コナダニ、ニクダニと続きます。この住宅には人を刺すツメダニが検出されています。


室内塵調査検出ダニの種類と検出住宅の割合

先のデータと同じように見えますが、このデータは多数の住宅を調査し検出されたダニ種類と住宅の割合です。コナヒョウヒダニとヤケヒョウヒダニが演出された住宅は、それぞれ81.5%、72.8%と高い。食品害虫であるコナダニも意外と多く検出されています。


暮らしの中で人に被害をもたらす主なダニ

アレルギーの原因となるダニ
チリダニ科   ■ コナヒョウヒダニ
   ■ ヤケヒョウヒダニ
コナダニ科   ■ ケナガコナダニ
ニクダニ科   ■ イエニクダニ
人に寄生するダニ
ヒゼンダニ科   ■ ヒゼンダニ
ニキビダニ科   ■ ニキビダニ
吸血性のダニ
マダニ科   ■ マダニ
オオサシダニ科   ■ イエダニ
   ■ ワクモ
   ■ トリサシダニ
   ■ スズメサシダ
刺咬性のダニ
ツメダニ科   ■ ミナミツメダニ
   ■ クワガタツメダニ
   ■ ホソツメダニ
シラミダニ科   ■ シラミダニ

発生条件

個体差はありますが、次のような条件がそろうとダニは増加しやすい。
温度 20℃から30℃
湿度 60%から80%
           食物 フケ、食べかす、カビ、ハウスダスト等


ダニの種類と特徴・被害・対策

多くのダニは目視できません、しかし、ほとんどの家中に生息していると考えても間違いありません。ダニの繁殖を抑えるためにもダニをよく知り、家づくりに活かしましょう。


アレルギーの原因となるダニ

■ ヤケヒョウヒダニ [チリダニ科]
■ コナヒョウヒダニ [チリダニ科]

【 体長 】0.25〜0.4mm
【 分布 】両種とも世界中に分布し、日本全国に普通に存在する
【 被害 】
住宅内ダニ数の約80%を占めるヤケヒョウヒダニとコナヒョウヒダニは、気管支喘息やアトピー性皮膚炎、鼻炎、結膜炎などのアレルギー性疾患を生じさせるダニアレルゲンの元です。アレルゲンとなるのは、ダニの生体だけでなく死骸、糞、脱皮殻で、特に糞は、アレルゲン活性が非常に高いことがわかっています。ヒョウヒダニ類は、餌が豊富な畳やじゅうたんなどの床表面に多く、そのほか室内の塵や埃の中、ぬいぐるみ、寝具やソファーなどに生息しており、掃除をする時には、掃除機の排気で床の埃・塵が舞い上がらない工夫が必要です。一年中屋内で検出されますが、湿度の高い6月に特に多くなります。
【 生態 】
ヒョウヒダニ類は、室内塵から最も普通に検出されるダニ類で、人の垢やフケ、塵の中の有機物を餌としている。室内の塵や埃の中、ぬいぐるみ、寝具やソファーなどに生息している。一年中屋内で検出されるが、湿度の高い6月に特に多くなる。
ヤケヒョウヒダニは、1匹の成虫が卵を生涯50〜100個産み、湿度60%以下では死亡率が高まりますが、温度25℃、湿度70%条件で、卵から成虫になるまで約37日間かかり、成虫の寿命は約70日であるといわれています。
コナヒョウヒダニも似た様な生態であるが、やや乾燥した環境を好み。生育期間は25℃、湿度76%条件で約40日間かかり、成虫の寿命は約77日であるといいます。また生息密度が過剰になると数ヶ月間も発育を休止することが知られています。
【 対策 】
■ 環境
じゅうたんは極力敷かないでフローリングにする
布製ソファーやぬいぐるみなども極力使用しない
■ 掃除
室内に日常使わない物は置かず、整理整頓しハウスダストがたまりにくく掃除しやすい環境にする
床面に排気する掃除機の使用は控える、使用するなら屋外に排気する場所に置きロングホースを使う
コードレスタイプの掃除機の方が床面の埃・塵の舞い上がりは少ない
雑巾やフローリングワイパー、粘着テープクリーナーを活用する
寝室や居間はできれば毎日掃除する
じゅうたんはクリーニングに出すのが最も効果的
■ 寝具類
寝具は、高密度繊維のカバーなど掛けダニの侵入を防ぐ
布団類は、晴天の日にできるだけ天日干しを行い、干した後は必ず掃除機をかける
特に夏季期間、布団類は車の屋根に干すと太陽光と、布団両面から熱が加わるので効果的。鳥のフンには要注意
布団カバー枕カバーはこまめに洗濯するか、毎日、粘着テープクリーナーをかける
布団乾燥機は殺ダニ効果があるので、週1回程度使用し、終了後掃除機をかける
■ 温度・湿度
可能であれば畳は時々天日干しを行い、含水量を減らす
換気や冷暖房器具、除湿気等の有効活用により、室の湿度を60%以下にする。


[ コナダニ科 ]ケナガコナダニ

【 体長 】0.2mm〜1.0mm
【 分布 】全世界に分布し、日本でも全国に分布する。
【 被害 】
国内では主にカビを餌にし繁殖します。しかし、コナダニは食品害虫として知られ、大量発生した粉物で作ったお好み焼きやパンケーキを食べ、アナフィラキシーショックを発症する、いわゆるパンケーキシンドロームを発生させるダニです。食害を発生することで有名なダニで、中体や糞を飲食したり吸引してしまうと、アレルギー反応を起こしてしまう可能性があります。
人を刺すことはないが、またそれを餌とするツメダニの発生を招き、ツメダニによる刺咬被害を助長する。
生育期間は、気温25〜28℃、湿度75〜85%RHで、卵から成虫になるまで約10日前後で、穀類を用いた飼育実験によると、その発育には合水量14%以上が要求され、12.4%以下では発生できない。47〜50℃の高温下では速やかに死滅し、温度が7℃以下の場合や、湿度が50%以下では繁殖できないため、開封した粉類は冷蔵庫などで保管することをお勧めします。粉ダニは白い体をしており、小麦粉などに大量発生すると、白い粉がうごめいているという、とんでもない状態になるそうです。
【 対策 】
カビを食料とするので、カビが発生しないように室内環境づくりと清潔に保つように心がける。
開封後の食品は湿度や温度に気を配り管理するか、冷蔵庫で保存する。
畳に異常発生したら、熱乾燥処理を行う。


■ イエニクダニ [ ニクダニ科 ]

【 体長 】0.3-0.8mm
【 分布 】 屋内
湿気て変質した食品などにも発生する食品害虫としてのダニ。家具や畳などで発生することが多く、15℃前後の環境は繁殖に適しているため、冬期間に結露によりカビが生えた壁面などで発生し被害が多い。
【 被害 】
アレルギー疾患を発症するアレルゲンとなる
【 対策 】
結露を発生しない外壁やサッシの性能を確保する。
押入れ内部なども風通しを考えた計画を行う。
家具は裏面にも風が通るように隙間を開けて置く。
畳の下地板は無垢板を使い湿気がこもらないようにする。
開封後の長期保存で水分の含有の増した貯蔵食品の水分管理を含め、室内の湿度を下げる


人に寄生するダニ

■ ヒゼンダニ [ ヒゼンダニ科 ]

【 体長 】体長0.2〜0.4mm
【 分布 】全国に分布。人のみに寄生するダニの一種で人から人へ伝搬される。
【 被害 】
このダニに寄生されると雌成虫は皮膚の中にトンネルを掘り、皮膚にみみず腫れが現れ、非常にかゆく、水疱も見られる疥癬症を発症する。重傷化するとノルウェー疥癬と呼ばれ、100万〜200万ものヒゼンダニが生息し、触れただけでパラパラと皮膚が落ちてしまうほど角質化してボロボロとした状態となる。抵抗力の弱い人が感染しやすいため、老人ホームや病院内で蔓延し大きな問題となる。人から離れた場合、長く生存することはできない。
【 対策 】
感染してしまった場合には、早めに医師の診断・治療を受ける
シーツや布団カバー、下着、寝間着などを洗濯する
布団を干す
掃除機による清掃の実施


■ ニキビダニ |■ コニキビダニ [ ニキビダニ科 ]

【 体長 】ニキビダニ 0.3mm |コニキビダニ 0.2mm
【 分布 】哺乳類の皮膚の様々な分泌腺に寄生する。
基本的には無害で、皮膚の老廃物を食べてくれているともいえます。人体では、大きな確率で顔面の毛穴に寄生し、顔ダニとも呼ばれます。皮膚の浅い部分には体長約290μmのニキビダニが、6〜8個体の群を成し、毛包上皮細胞を餌としています。皮脂腺内部には体長約200μmのコニキビダニが、皮脂腺の細胞を餌として単独で寄生していると考えられています。
卵から3回の脱皮で成虫になり、抗生物質を添加した皮脂を与えて飼育したときには、産卵から死ぬまでの寿命は約14日ほどと推定されているが、本来の寿命はこれより長く生きているとも指摘されている。
【 被害 】
人の顔で異常に繁殖すれば、ニキビのような炎症を起こす。
犬や猫のペットのフケが多くなり脱毛が見られたら、ニキビダニが起こしている病気かもしれません。


吸血性ダニ

■ ヤマトマダニ | フタトゲチマダニ [ マダニ科 ]

【 体長 】雄1.5〜2.5mm、雌2〜3mm、飽血時:5〜20mm
【 分布 】各種のマダニ類は全国に分布している。
【 生態 】
全国の野山に広く分布し、シカやクマなどの大型野生哺乳類や放牧牛に多数寄生するほか、多くの小型哺乳類や鳥類にも各種が寄生する。4〜10月に被害が発生し、特に7月に多くなる傾向がある。卵、幼虫、若虫、成虫の4期の発育期を持ち、卵を除く各期が吸血し、幼虫は3〜7日、若虫はそれよりやや長く、成虫は7〜20日くらい吸着して吸血を続ける。十分に吸血すると、自発的に寄主から離れ脱皮し再吸血することなく次の期に移る。脱皮後体表が硬化すると、草の上の先端近くに登り、寄主の接近を待つ。
【 被害 】
人間に取り付くと、比較的皮膚の柔らかな、わきの下や腹部などに口器を刺し込み、そのまま離れずに数週間の吸血を続ける。一度取り付いたマダニを皮膚から離すことは困難で、無理に取ろうとすると口器のみが皮膚の中に残り、化膿してしまうことがあるため、必ず皮膚科で処置を受けることです。近年、マダニにより重症熱性血小板減少症候群(SFTS)という感染症を引き起こすとされ、注意喚起されている。まれにマダニが媒介し野兎病、ライム病、日本紅斑熱、Q熱などの感染症を発症するので、野山や公園の草むらなどへ出かけるときには、十分な注意が必要です。
【 対策 】
野山、公園の草むらなどから帰宅した時には、上着や作業着を家の中に持ち込まず、身体全体を確認する。
もし、衣服にマダニが付着していたら、ガムテープなどで取り除く。
野外では、腕・足・首など肌の露出を少なくし、袖口、襟、足元からマダニが侵入しない対策をする。
忌避剤を有効に使用し、マダニの付着を減らす。
マダニに対する忌避剤:(2017年)
「ディート」年齢制限があります。「使用上の注意」をよく確かめてください。
「イカリジン」


NIID 国立感染症研究所作成 パンフレット「マダニ対策、今できること」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/2287-ent/3964-madanitaisaku.html


■ イエダニ [ オオサシダニ科 ]

【 体長 】0.7mm(目視できます) 吸血時:1mm以上
【 分布 】日本を含む世界中に分布する。
【 生態 】
主として、クマネズミなどの巣内に生息するため、近年は一般家庭にネズミが少なくなり、イエダニの被害も少なくなっています。しかし、ビルや飲食店街などネズミが多数生息している可能性がある地域では、排水溝などを伝わって、ネズミと一緒に家庭内に侵入することもあります。初夏から秋にかけて多いが、冬でも被害がでる。発育は、気温により異なるが22℃で飼育すれば、卵から1週間余で成熟する。雌は1度の交尾だけで生涯に120卵ほど産む。雌雄とも第一若虫と成虫が吸血し、炭酸ガスに反応して行動を起こす。吸血すると体色は赤褐色〜黒褐色に変化する。
【 被害 】
ネズミのほかに人の脇や腹、腰部、陰部、太股や足首など皮膚の柔らかいところから吸血する。吸血されると皮疹の直径は3〜10mmになり、非常にはげしい痒みを伴い、中には刺された跡の痒みが何日も続くこともある。各種の線虫や病原菌、リケッチアやウイルスなどを媒介することが知られ、衛生上極めて危険な種である。
【 対策 】
ネズミの巣を見つけたら、素早く駆除する。
使用は控えたいですが、ピレスロイド系の殺虫剤で殺虫できます。
被害のあった場合、部屋とその天井裏に燻煙殺虫剤をまき、消毒するまでその部屋を使わない。


■ ワクモ [ワクモ科]
■ トリサシダニ [オオサシダニ科]
■ スズメサシダニ [オオサシダニ科] 

■ ワクモ 【 体長 】0.6〜1.0mm
■ トリサシダニ 【 体長 】約0.6mm
■ スズメサシダニ【 体長 】約0.5mm
【 分布 】
日本を含む世界中に広く分布する。
【 生態 】
野鳥に寄生するため、巣の中に多数見出される。鳥の雛が巣立つ4〜7月、9月頃に、巣から這い出して屋内に侵入することが多い。ワクモは、夏季で卵から成虫まで5〜9日間、トリサシダニは、卵から成虫まで3〜5日と短い。吸血すると体は赤色になる。スズメサシダニは、ハトやムクドリ、スズメ、ツバメに多く見つかり、巣から徘徊し積極的に人から吸血します。
【 被害 】
両種とも人から吸血する。吸血されるとイエダニより痒みが強い。
【 対策 】
被害は、主に野鳥の雛が巣立つ4月から7月及び9月が多い。野鳥が営巣しやすい屋根裏、日本瓦の中、軒下、外壁の隙間、戸袋の中、換気扇などに巣を造らないようにし、日頃の点検と造られてしまった場合には速やかに、巣立ち後の巣を撤去する。トリサシダニやワクモは殺虫剤に比較的弱く、ピレスロイド系の殺虫剤で殺虫できるので、除去後には周辺に殺虫剤を噴霧しておきます。鳥が営巣する場所は危険が伴う箇所が多いので、無理せず専門家に相談を。


刺咬性ダニ

■ ミナミツメダニ [ ツメダニ科 ]
■ クワガタツメダニ [ ツメダニ科 ] 
  ■ ホソツメダニ [ ツメダニ科 ]

ミナミツメダニ 【 体長 】0.3〜0.5mm
クワガタツメダニ 【 体長 】0.3〜0.8mm
ホソツメダニ 【 体長 】0.7〜 0.8mm内外
【 分布 】
国内の各地で見られる。
【 生態 】
ミナミツメダニは、夏から秋に多数発生することがあり、稲ワラで作られた比較的新しい畳床で発生する事例が多く、その原料ととも海外から移入されたものと考えられている。また、裏面がビニール張りや稲ワラとスタイロを組み合わせた畳で被害が多発する傾向がある。一戸建ての住宅よりもマンション等の集合住宅での被害例が多いのは、安価な輸入素材で作られた畳が多いことに由来すると考えられる。卵から成虫までの成育日数は、25℃、75%の飼育下で、雌が約27日、雄が約22日。他のツメダニ類より小型であるが増えやすく、被害の生じる頻度が大きい。家屋内に生息するヒョウヒダニやササラダニを好み小昆虫類も捕食する。それらの生息数との間に、正の相関が知られている。ホソツメダニは温度27℃、湿度75%で、卵から成虫になるまで約20日間かかる。
【 被害 】
被害は首筋や腕、腹部、ひざ下などに集中して起こり、多数になるとジンマシンのようにも見える小さな赤い腫れを生じる。シラミダニの症状にも似て、刺されてから早くて5時間ほど、遅い場合には2日も経って、皮疹・痒みを引き起こし、痒みは1週間ほど続く。クワガタツメダニは畳以外に食品からも見られ、それらを扱う際にも刺される。皮疹1箇所の直径はミナミツメダニでは3〜5mmであるが、クワガタツメダニでは5〜10mmに広がるという。1979年以来多発している原因不明の虫咬症のほとんどは、これによるものと考えられている。
【 対策 】
国産の畳素材を使用する。
殺虫剤は効果がほとんどなく掃除機等による除去清掃。
畳、カーペット等の熱乾燥、洗浄による虫体の除去等。


■ シラミダニ [ シラミダニ科 ]

【 体長 】約0.2mm(受胎した雌は直径2mm程に球状に膨らむ)
【 分布 】国内の各地で見られる。
【 生態 】
本種は、卵を産まず、雌成虫の体内で卵から成虫にまで発育した個体を産む、胎生のダニ類で、1匹の成熟雌から一度に200~300個体もの次代成虫を出産します。昆虫類に外部寄生するダニで、おもにガやチョウ類の幼虫や甲虫等の昆虫に寄生し、家屋内の昆虫にも宿主として寄生した場合、人に移行することがある。
【 被害 】
激しい痒みを伴った刺咬被害
【 対策 】
発生源である昆虫の防除、除去が必要不可欠。
殺虫剤による駆除できる。


|  アレルギーの原因となるダニ  |
|     人に寄生するダニ    |
|      吸血性ダニ      |
|      刺咬性ダニ      |

参考
NIID 国立感染症研究所
公益社団法人東京都ペストコントロール協会
神奈川県健康医療局生活衛生部生活衛生課
名古屋市健康福祉局衛生研究所生活環境部
イカリ消毒株式会社「害虫と商品の情報サイト」

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