本当にゴメンナサイ・・・

新型コロナウイルス感染症対策

今回の新型コロナウイルス感染症では互いに尊重し感染対策への理解を深め、互いに思いやる姿勢が大切であることを多くの方が感じたのではないだろうか。人々の未曾有の危機が生じた場合は、多小個人を義性にしても人々が一致した行動が、自分自身を救うことに綱がるのではないだろうか。自分1人くらいなら大丈夫などと考えていると、この危機から逃れられなくなるような気がする。一人一人が感染対策をおこない、正しく恐れ、正しい感染対策を行い、人として正しい行動を行えば、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言の発出をする必要もなく、この感染症で不要に命を落とす方もおらず、経済へも影響も最小限で済み、2週間もあれば新型コロナウイルス騒動も収束するに違いないと、私は考えてる。もっと言えば国民全員が清く正しく行動するなら、法律もいらないのではないだろうか?

勘違いしないでいただきたいが、だからと言って今回新型コロナウイルス に感染してしまった方が悪いと言っているのではない、あくまでも新型コロナウイルス感染症は病気なので、人が生きている間、何かしらの病気にかかるのは当たり前である。

感染症としては、細菌によるエボラ出血熱やペスト、結核、鳥インフルエンザなどなど、最近では虫歯も感染症ではないかと思っている。また真菌による水虫なども感染症といえるだろう。性感染症対策としてあらぬ情事に遭遇した場合には避妊具をつけることは当たり前、感染したくないなら近づかなければ良い。新型コロナもこれらの感染症と同じであり、感染経路として飛沫が最も危険性が高いと言われる新型コロナ対策としては、三密を避け飛沫が飛散する行動を避けることが重要であり、さらに何かの拍子て感染した人を決して責めてはいけない。

東京出張

この新型コロナ渦、国産材普及に向けた会合が開催されることになり、東京へ出張することになった。本来であればお断りしたい気持ちもあったのだが、新型コロナ感染症により大きく様変わりした社会での生き方に大きく影響を与える住宅及び、住宅を構成する木材産業との関わり、またSDG’sと住宅の関係などなど、今後の社会と住宅、素材を考える上で参考になると思い、会合前日まで迷っていたが、やはり出席することにした。

金沢東京のアクセスは航空機とJR新幹線、あるいはのんびりと自家用車という手もある。自家用車が最も感染症対策には有効だとも思うが、事故や披露など、その他の要因が心配なので、今回は最も短時間で到着できるJR北陸新幹線をチョイス。

みどりの窓口

前日、みどりの窓口にどかっと構えている担当者に
「明日の東京行き7時48分発『かがやき504号』帰りは最終でお願いします」
担当者は
「お座席は窓側と通路側どちらにいたしますか」
と、聞いてくるので
「とにかく人が少ないところ、マスクをしているから、分からないでしょうが私高齢者、血圧も高め。とにかく人が少ない場所お願いします」
「階段から遠い車両でもよろしでしょうか」
「とにかく座席の空いているところをお願いします」
と人の話を聞いているのかしらと心配になるやり取りが二言三言があり
「では4号車の一番後ろの席をご用意いたします」
おー!なかなかやるではないか、一番後方の席であれば座席は倒し放題、何より後ろから他人の飛沫が飛んでくる心配もない。ちゃんと私の意図を汲み取ってくれたのね、すまんすまん。

感染対策

持参した感染対策グッズ

コロナ社会のエチケットとしてマスクは必需品、除菌グッズも忘れられない。
今回持参した感染症対策品は下記の通り。
●マスクは全国マスク工業会のマークがついた7枚入り袋を一つ
●手指消毒用の携帯アルコールスプレー1本
●4時間は効果があるという手指・皮膚の洗浄・消毒、薬用ハンドクリーム「マジックハンドクリーム」1本
●アルコール除菌ウエットシート一袋
●新型コロナウイルスに有効か解らないが口腔用消毒スプレーを1本
新型コロナウイルス対策衣服として、素材によりウイルス(SARS-CoV-2)が不活性化する時間が研究報告されている。報告によるとプラスチック系の素材表面では72時間、ステンレス表面48時間、紙類(ティッシュペーパ)3時間。
布地では1時間から2日と報告されているが、これは布地の素材により異なっているのではないかと、私は考えている。

ゼンマイのネクタイ

布地も合成繊維などのプラスチック系は、深津製菓までの時間は長く、綿やウール、麻あるいは紙布など天然由来の繊維であれば短いと考えられるので、衣服の素材も気になる。ジーンズのパンツを履き、ウールのシャツ、ジャケットにお気に入りのゼンマイの毛で作ったネクタイを選び、綿のコートとした。

車 中

7時40分過ぎ金沢駅の11番ホーム、手袋をはめた手に紙コップ入りのホットコーヒーを持ち新幹線に乗り込む。
えっ!
北陸新幹線「かがやき』といえば、いつもほとんど満席。
今日の「かがやき」はほとんどが空席になっている。
「そうかそうか、発射時刻までまだ時間があるからな」
と頷きつつ、コーヒーを一口ドドドッと乗車してくる人もなくドアは静かに閉まった、
そうだよな、2020年11月25日に政府が「勝負の3週間」として国民に外出自粛を要請され1週間、東京も不要な往来や高齢者の旅行は控えてほしいと表明している時期だ。
今回は、ほんと短時間の滞在にするから、不必要な場所には決していかないから、ちょっと関わりのある事務所と会合が開かれる建物2箇所に立ち寄るだけだからと、社会に深く詫びつつポケットの中の感染対策グッズをグッと握りしめ東京へ向かった。

北陸新幹線「かがやき」車内

会 場

会場には、日頃より国産材普及に向け取り組む方々が集まっている。会場には体温チェックとアルコールでの手指消毒を行い入室。会場は三密を避け、出席者の間には紙と透明フィルムて作られたパーテーションが設置され、引き戸の窓は少々開けてある。

今回の会合に出席している建築関係の各社は、新型コロナ渦の現状で私が想像していたより、かなり忙しい様子である。総じて施主の意識がこれまでと変わり、住まいに対し真剣に向き合う方い、住まいに関する価値感も変化しているのではないかと感じる有意義な場であった。

13時30分から開かれた会合は15時過ぎにお開きになり、近しい人と近くの喫茶店で歓談し東京駅へ「みどりの窓口」で最終列車の予約を直近の新幹線に変更してもらい帰省した。滞在時間6時間、新幹線往復乗車時間5時間の出張は、感染の危険性を感じることもなく無事に終了した・・・はず。

住宅設計では「国産材を選びましょう」「合成樹脂の使用は控えよう」と言いつつ、改めて身の回りを見回し、机の中を覗き込むと、ほぼ全ての品がプラスチック製品であることに驚く。
ボールペンにシャープペンシル。マーカー等々、中には〇〇ホテルや〇〇保険、〇〇銀行などと印字されたものも多く混ざり、一生で使えないくらいの本数が目に入る。

スマンスマン・・・ゴメンナサイ

住宅設計では「国産材を選びましょう」「合成樹脂の使用は控えよう」と言いつつ、改めて身の回りを見回し、机の中を覗き込むと、ほぼ全ての品がプラスチック製品であることに驚く。
ボールペンにシャープペンシル。マーカー等々、中には〇〇ホテルや〇〇保険、〇〇銀行などと印字されたものも多く混ざり、一生で使えないくらいの本数が目に入る。

「脱プラだ!」
「断捨離、断プラ捨プラ離ピラだ!!!」
プラスチックで溢れる現代社会では、確かにプラスチックと言うか合成樹脂を必要とする製品もある。特に衛生上の観点から使い捨てを基本とする医療品にはプラスチック製品が欠かせない、しかし合成樹脂でなくとも良い品がとても多くある。合成樹脂製品は、安価であり購入しやすいが基本的に使い捨てである。
「プラスチック製品以外を使おう!」
「プラスチックの筆記用具は決して買わないようにしよう!」

まずは身の回りからプラスチックを極力無くそうと決めた。

筆記用具

「今回だけは本当にゴメンナサイ」
と筆記用具に詫び、一気に捨て机の引き出しに残した筆記用具は、アルミ製のシャープペンシル、木製の鉛筆、金属製の万年筆とボールペン、ドロップ式芯ホルダー、ロットリング(製図用万年筆)。
ロットリングやドロップ式芯ホルダーには、プラスチックが使われているが決して使い捨てることはしない。

品物を選ぶ時には、なるべくプラスチック製品を買わないようにしてきたが、アメーバーのように暮らしの中に侵入してきた身の回りには、まだまだプラスチック製品が目に付く、この悪しき生活環境から脱出するため、今後は決してプラスチック製品を買うことなく、上質で長く使えるものを選ぶぞ!と、静かに心に誓った。

新しい生活様式と感染症対策

新型コロナウイルス|COVID-19

投稿:令和2(2020)年7月7日

1920年代の大正末期から昭和初期にかけ、日本人の平均余命は著しく短命化し昭和初期には、健康増進に向け、従来の生活様式を改善して正しき健康への道を進むように幾多の提言が発表された。

およそ100年後の令和2(2020)年1月16日、厚生労働省は新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中国・武漢市から帰国した、30代の男性から同ウイルスが検出されたことを公表した。

新型コロナウイルス COVID-19 経緯

その後、国内で徐々に感染者数が増加しはじめ3月24日には、新規感染者数が前日の38名から65名へと増加し4月10日には、PCR検査にて陽性反応を示した1日の感染者数として、最高の708名へと達した後、減少に向い6月6日全国の陽性反応者は15名と最小値を記録したが、現在(6月30日)のところ100名前後で推移しつつ増加傾向にある。

世界に目を向けると、まだまだ増加傾向にあり2020年7月1日現在、累計1,050万人が感染している。

今回の新型頃のウイルスの発生源と考えられている、武漢市がある中国の感染症対応に対し、WHOは称賛していたが、その後中国政府は国民に向けて感染症対策が不十分であったと謝罪した。この一件からWHOの事務局長に対する疑念が高まった。

また当初、事務局長は日本に対する嫌味のように「マスクの着用は意味をなさない」とマスク着用に批判的であった。しかし現在はマスクの着用に肯定的な意見を出している。さらに、マスクの着用を義務付け違反者には罰金が課される国もある。

今回、中立的な立場であるはずのWHOの姿勢は、新型コロナウイルス 感染症を世界的に助長させ、多くの感染症患者と感染症による不要に命を奪ってしまった可能性を否定できない。

第1には世界的にWHOの信用を失墜させ、一部の人々に反感をかってしまったこと、第2に外出時にはマスクを着用するという生活様式をいち早く伝えなかったこと、第3に初期段階で世界的パンデミックになる可能性を否定し続けていたことなど、公式発表される見解に一貫性がなかったことと、何やら裏に経済的な配慮が見え隠れすることである。そして残念なことに会見から見えてくることは、一貫して事務局長の保身的な態度だけであり、その責任は非常に重いと考えられる。

このような場合、言い訳として「パニックを避けるため」と言うが、それは違う。パニックが発生するのは、無責任で偏見に満ち、曖昧な情報を発表するからであり。あくまでも中立的な立場として、初期段階から的確な数値を示し「この数値になるとパンデミックを発令しなければならなくなる」などの事前告知をしておけば良いのだ。国民は、お偉いさんが思うほど馬鹿ではない。

新型コロナウイルスは相当に怖い

記憶の中で、医師から「高血圧ですね」と言われたことはあるが「インフルエンザですね」と言われたことがない私としては、インフルエンザは未知との遭遇・・・怖いのだ。

普通の風邪をひいても、完治するには1ヶ月以上も必要とする我が身として、未知のインフルエンザそれも、治療薬もない新型コロナウイルスSARS-CoV-2に感染すると、どのような症状で、どれくらいの期間を苦しむのか、あるいは夜中に突然、重篤化し意識がなくなるかもしれない。

実際、九州では前日までなんともなかった感染者2名が、翌日に急変し重篤になったとか、脳が壊死するとか、血管の細胞が破壊し血栓を引き起こすだとか、手足の指先がしもやけのような症状が出たりとか、陰性反応となった後でも感染者の約2割の方が倦怠感や頭痛、胸の痛み、食欲不振、発熱、湿疹、味覚障害などの後遺症に苦しんでいるとも聞くではないか。

あくまでも素人感覚ではあるが、頭痛の原因が、脳内血管の炎症や脳血栓などで頭痛を発症して、その後、痴呆症への道へと進む可能性もある、あるいは倦怠感で、何もする気にならなければ、一人身の私などは、食事を作ることもなく餓死するかもしれない。

新型コロナウイルスの怖いところは、このように個人により発症する症状が未だ完全に分かっていないことと、後遺症によりどのような弊害が起こるか予測できないことであり、これまで私たちが経験してきたインフルエンザより、多種多様な症状が現れることだ。

感染したくない

周りの全員が感染しても私だけは感染したくないと、強く願っている。スーパーでは袋に入っているものしか手にせず、スーパーの入出店時には、備え付けの消毒薬で手指の消毒を行い、帰宅時には購入品全てと、買い物時に手にした財布や小銭入れ、スマートフォン、カバンの取手、車の鍵なども消毒した後に手洗い洗顔をしている。

しかしよくよく考えると、ちょっとした瞬間に髪の毛を触っていたり、目に触れたりと感染してもおかしくない行動をしていることに気がつく。

自衛隊隊員のように、感染症対策を正しく受けていない私が今日現在、感染していないのは、身の回りにコロナウイルスが存在していないだけなのかもしれない。

感染対策

今年4月に緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出制限やイベントの開催自粛、感染拡大防止などを要請されたことに加え、クラスターあるいは感染者の行動範囲の公表も付け加えられていたら、私たちはもっと安心した生活を送られたのではないだろうか。

今回の緊急事態宣言は不要であったとの意見もあるが、結果的には諸外国に比べ、国内の感染者数は非常に少なく、国民の命を守った事実は否定できず、政府には感謝したい。しかしあまりにも経済的なダメージは大きなものであった。

今回の新型コロナウイルス感染症の感染者情報を耳にして、一番に感じたことは感染者情報の少なさである。

記者会見で担当者は、個人情報に基づき情報公開できないと言うが、非感染者からすると、何処の誰が感染したかを知りたい訳ではない、いつ、どこで感染したのかが知りたいだけである。

大阪のライブハウスのように、感染が発生した場所はもちろん感染者が一定時間滞在した場所、立ち寄った場所全てを公開し、一時的にピンポイントでロックダウンすべきではないだろうか。それは飲食店でもスーパーであっても映画館、ショッピングセンター、役所であっても・・・。

ピンポイントで施設を閉鎖した場合には手厚い休業補償が必要である、例えば1週間の閉鎖要請をすれば、1ヶ月分の粗利相当分を補償金として補助し、開業再開に向けた運転資金は無条件で貸付を行う。さらに保健所の立ち会いの上、施設の消毒を行い、終了時には証明書の発行を行う。もし、その店舗が感染対策に不十分な箇所があれば、感染対策を指導し店舗を再開させれば良い。

今回の緊急事態宣言に対し、政府は莫大な補正予選を成立させ、事業者への助成や補助金、貸付に加え国民に特別給付金を配布したが、もし社会全体の営業活動を行いつつ、感染者の行動経路上の施設だけをピンポイントで封鎖と保証をしていれば、今回ほどの予算を必要としなかったであろうし、被害者としての施設では、直接保証されるので営業的にも被害は最小限で押さえられたのではないか。

保証と事業継承

平成28年の小売業事業者が約100万店、月間商品販売額は12兆円、粗利率30%として月間利益3.6兆円。飲食業は約145万店、売り上げは月に1兆7000億円、粗利率70%とすれば1.2兆円。旅館業営業許可施設数は約7.9万施設、月間売り上げは約0.5兆円、粗利率20%で0.1兆円となる。

全国の小売店、飲食店、旅館業でクラスターが発生したとして、1ヶ月間の粗利を保証したとしても総額は、約5兆円あれば良く、令和2年4月20日に成立した、第1次補正予算変更に盛り込まれた「雇用の維持と事業の継承」に充てられた財政支出30.8兆円を大きく下回る。

参考:総務省統計局

国民意識の高い日本での感染症対策としては、全体を曖昧に漠然と捉えるより、ピンポイントで抑える政策の方が、その効力を発揮するのではないだろうか。

気になること

今回の感染症(パンデミック)では、重要なアイテムの一つ「マスク」の不足と、他人に対する誹謗中傷、自己中心的な行動をする人がとても気になった。

マスク

マスク不足になり、国内の不織布マスクは輸入に頼っていたことを始めて知った。お恥ずかしい話、日常、不織布マスクといえば100円ショップで30枚入りを買っていた。何故30枚を100円で買えるのか、少々疑問を抱きつつも、そんなものかなと見逃していたが、実際には輸入品であった。

家づくりには国産材を使いましょう!と言っていた我が身が、金額だけで判断し不織布マスクを購入していた自分が恥ずかしい。

今回の新型コロナウイルス感染拡大にて、国内産業の大切さを身にしみた。今後は、できれば輸入品より国産を購入しようと考えているのだが、なかなか国産の不織布マスクを市中で見かけず、もう少し時間がかかるようである。

ネット上では国産不織布マスクを称する商品もある。ただ、マスク工業会認定商品なのか不安もあり手を出してはいない。


そもそも、不織布マスクの素材はプラスチックであり、プラスチック素材表面に付着したウイルス残存時間は、72時間であることも気になるので、国産の布製か和紙製のマスクの方が良いのかな、とも思い始めている。

誹謗中傷

マスコミのすり込みによる影響なのか最近、気になるのが悪者探しである、ごく少数であることを願っているが、他人への攻撃だ。

他人に対する誹謗中傷を行う人も不安なのだと思う、今回の新型コロナウイルス感染拡大は、日常の暮らしを急変させ、いつ自分が感染するかわからない緊張感の中、日常の暮らしを継続するストレスは想像に余る。

私などは、軽い強迫性障害で鍵を掛けたか何度も確かめたり、不潔恐怖症、汚染恐怖症でつり革には触れないので、今回の感染対策など、別にストレスでもなんでもなく、多くの皆さんが同じ行動をとる様になったことから、逆に生活しやすい社会になったと思える程である。

感染の不安が大きいなら、危険な場所へ近づかなければ良いだけだ。感染しそうな場所へ行く時には、マスクをして三密を避ける。

他人の誹謗中傷に時間を取るなら、ただし情報を得ること。SNSの情報より厚生労働省や医師会、感染症学会、国立感染症研究所などの公式サイトの情報を得ることである。正しい情報を身につけ、対策を行うことができれば、不安も少しは和らぐだろう。

また、貴人には個人の考え方がある事はよく理解するが、それは自分自身の中に留めておくことも大切だ。他者には他者の考え方がある。自分の考え方が一番正しいなど思い上がらず、方に触れない限り他者の意見も尊重し、自分の意見を強要しない。

自己中心的な行動

極端なことをいえば、国民一人ひとりが責任を持ち、自己判断することなく、政府や専門家の公式見解をよく理解し、正しい感染症対策を行い責任ある行動を行えば、国内で最初の感染症発症者が確認された後、2週間〜3週間で感染症対策は終了させることが出来たはずである。

そこに「私だけは大丈夫だろう」とか「これくらいなら」「せっかくだから」「友達一人くらいに会っても」などなど自覚を持たない人々が、感染症を拡大させたのではなかろうか。

国民一人一人が自覚を持って行動すれば、政府が非常事態宣言を発出する必要もなければ、数週間にも及ぶ自宅待機をする必要もなく、経済的なダメージも最小限で済んだのではないか。

将来必ず、新しい未知の感染症がやってくる。それまでに国民一人ひとりが今回の新型コロナウイルス感染症に対する感染対策を良き反省材料とし、次回までに国民意識のさらなる向上を目指したいものだ。

2020年国の補正予算


今回の新型コロナウイルス による感染症対策は、環境問題とも同じく思えてくる。私だけなら、これくらいならなどと考える人がいる間、環境は、いつまで経っても改善できない。一人ひとりが環境改善に向けた意識の向上と、全員の力を合わせて、初めて成し遂げることができるのではないだろうか。

もしかすると、地球にとってのウイルスは、私たち人間なのかもしれない。地球にとってのウイルスとならないよう、今回の新型コロナウイルス感染拡大により、地球上の人類は、個々の生活様式を見直す良い機会を与えられたのかもしれない。

新型コロナウイルス|COVID-19|経緯

2019年12月
中国・武漢市で原因不明の肺炎患者確認
2020年1月16日
神奈川県|国内初の感染者を確認、中国・武漢市の旅行客と同乗のバス運転手
1月25日ごろ
マスク需要急激に高まり、店頭からマスク品薄状態に
1月28日
厚生労働省|「新型コロナウイルス感染症」として指定感染症と定める
2月3日
「ダイヤモンド・プリンセス号」にて船内感染拡大、横浜港に入港
2月11日
WHO|新型コロナウイルスによる急性呼吸器疾患をCOVID-19と命名
2月13日
国内初の死者確認、神奈川在住80代女性
2月26日
政府|全国的なスポーツ、文化イベントの中止、延期、規模の縮小を要請
2月27日
政府|全国の小中高校に3月2日から春休みまでの臨時休校を要請
3月9日
専門家会議|「3密条件の重なりを避けるように」と呼びかけ
3月12日
WHO|「パンデミック 」と認定
3月24日
政府|2020東京オリンピック1年程度の延期表明
3月25日
東京都|小池東京都知事が都民に週末の外出自粛を要請
厚生労働省|「クラスター対策班」立ち上げ
4月3日
世界の累積感染者100万人突破
4月7日
政府|7都府県対象に5月6日まで特措法に基づく緊急事態宣言を発令
  |全住所に布性マスクを2枚配布決定
国会|新型コロナウイルス対策 緊急経済対策第1次補正予算可決
4月11日
国内新規感染者数1日最多の700人超え
4月16日
政府|緊急事態宣言を全国に拡大
4月18日
国内累計感染者数1万人突破(クルーズ船除く)
4月20日
政府|「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」発表
  |緊急経済対策第1次補正予算変更の上、可決
   ※特別定額給付金10万円配布決定 対象:住民基本台帳記録者
5月4日
政府|緊急事態宣言を5月31日までに延長
5月7日
国内の1日当たり感染者数100人を下回る
厚生労働省|新型コロナウイルス治療薬「レムデシベル」特例承認
5月13日
厚生労働省|新型コロナウイルス の抗原検査簡易キットを承認
5月14日
政府|緊急事態宣言を39件で解除 8都道府県は継続
5月20日
夏の全国高校野球 戦後初の中止決定
5月21日
政府|関西圏(大阪、京都、兵庫)解除 首都圏と北海道は継続
5月25日
政府|全国で約1ヶ月半ぶりに緊急事態宣言解除
5月29日
政府|麻生議員 令和2年度補正予算案(第2号)提出
6月2日
東京都|「東京アラート」発令 都民に警戒呼びかけ
6月8日
世界の新規感染者24時間で最多の13万6000人
6月11日
東京都|東京アラート解除
6月12日
国会|新型コロナウイルス 対策 2020年度第2次補正予算案成立
6月19日
政府|都道府県間移動の自粛要請を解除する
厚生労働省|新型コロナ感染者との濃厚接触アプリ「COCOA」試験運用開始
6月29日
世界の感染症による死者50万人を超える

参考:NHK特設サイト
  :てらだファミリークリニックHP
  :YAHOO! japanニュース

新型コロナウイルス緊急経済対策

第1次補正予算 令和2年4月7日

項目
財政支出|※事業規模
I.総合経済対策 
9.8兆円程度|※19.8兆円程度
II.緊急対応策第1弾・第2弾
0.5兆円程度|※2.1兆円程度
III.新たな追加分
29.2兆円程度|※86.4兆円程度
合計 
39.5兆円程度|※108.2兆円程度

第1次補正予算変更 令和2年4月20日

項目
財政支出|※事業規模
I.感染拡大防止策と医療提供体制の整備及び治療薬の開発
2.5兆円程度|※2.5兆円程度
II.雇用の維持と事業の継続  
30.8兆円程度|※88.8兆円程度
III.次の段階としての官民を挙げた経済活動の回復
3.3兆円程度|※8.5兆円程度
IV.強靱な経済構造の構築
10.2兆円程度|※15.7兆円程度
V.今後への備え        
1.5兆円程度|※1.5兆円程度
合計
48.4兆円|※117.1兆円程度

参考:内閣府 経済対策等資料

令和2年度補正予算(第2号)の概要
麻生議員提出資料 令和2年5月29日

1.新型コロナウイルス感染症対策関係経費|318,171億円
(1)雇用調整助成金の拡充等|4,519億円
(2)資金繰り対応の強化|116,390億円
(3)家賃支援給付金の創設|20,242億円
(4)医療提供体制等の強化|29,892億円
(5)その他の支援|29,892億円
(6)新型コロナウイルス感染症対策予備費|100,000億円